Cleveland Cavaliers forward LeBron James warms up before an NBA basketball game against the Brooklyn Nets at the Barclays Center, Monday, Dec. 8, 2014, in New York. Professional athletes have worn “I Can’t Breathe” messages in protest of a grand jury ruling not to indict an officer in the death of a New York man. (AP Photo/Kathy Willens) (https://time.com/3624684/lebron-james-i-cant-breathe-eric-garner/)
LOS ANGELES, CA – DECEMBER 09: (L-R) Nick Young, Jordan Clarkson, Carlos Boozer, Wayne Ellington and Jeremy Lin wear an “I Can’t Breathe” t-shirt to protest the death of Eric Garner at a basketball game between the Sacramento Kings and the Los Angeles Lakers at Staples Center on December 9, 2014 in Los Angeles, California. (Photo by Noel Vasquez/GC Images) (https://www.cbssports.com/nba/news/photo-kobe-bryant-los-angeles-lakers-wear-i-cant-breathe-shirts/) Jeremy LinがLakersに所属している時に着ているので, 6年前には流行っていたことが確定しました.
③そして最後に『存在の耐えられない軽さ』について. タイトルにあるes muss seinという言葉は, この小説のなかに出てくる言葉で, 直訳すると「そうでなくてはならない!」という意味です. この小説は私の兄曰く世界最高の小説なんですが(笑), 世界最高の名に恥じぬだけのあらゆるテーマが作品内に散りばめられています. それこそ, フランツという登場人物が亡くなる際には, ①や②で言ったような, 死んだ時に何が残ったのか?ということも大きな疑問を投げかけてくれました. そして主人公のトマーシュも, 人生で大きな決断をする際には, 常にこれは正しいのかということを考え続けていましたね. 自分の人生における究極的なes muss seinを決め, それを達成するために日々, 一瞬一瞬に◯◯しなくてはならない, △△はこうでなくてはならない, という様に小さなes muss seinを組み立てていき, 選択を繰り返して行くんだということを教えてくれます. そしてこの小説の優れているというか, 示唆に富んでいるなと思うのは, 結局主人公含め, 登場人物がes muss seinを選ばずに生きていくことを選択することなんです. ちょっとこれまでと言っていることと矛盾しているかも知れませんが, 別に彼らはes muss seinを選ばずに不幸になって死ぬ訳ではなく, es muss seinから開放されてむしろ幸せに生きていくのです. 主人公のトマーシュは元々医者だったので, チューリッヒでずっと医者として患者を治すことが使命でありes muss seinだと思っていた訳ですが, 結局チューリッヒでの生活を捨て, 社会的地位を捨て, 愛人(彼女なのか?)のテレザと共によく分からん田舎でひっそりと生きていくことを選びます. そしてバイオリンとピアノの音に包まれてテレザの横で本当に幸せに死んでいく… もしかしたら, トマーシュにとって使命だと, 人生の尺度だと, es muss seinだと思っていたものは実はes muss seinではなく, テレザとの人生こそes muss seinだと気付いたのかも知れませんね. 以前も存在の耐えられない軽さについては書いたのですが(そして今読み返すと非常に稚拙), また以前とは違う視点でこの小説を語れたのは非常に嬉しいです.
冒頭での最近の私の行動のうち, 最初の二つの勉強と飲食店を救う行動は分かりやすくes muss seinっぽいなと思いますが, 打ちっぱなしはこのes muss seinからの開放に近い気がしています. 結局何が言いたいのか分からなくなって来ていますが, つまり(後々変わっていくかも知れませんが), 人生の尺度を持って生きましょう!それにしたがって日々の選択をしていきましょう!ということが伝われば幸いです.