カテゴリー: 国内政治

ファミリーズ・プラン

ファミリーズ・プラン

 こんばんは, シンです.
東京が緊急事態中で夜酒を飲む場所も限られてしまっているので, Airbnbで部屋を借りて友人としっぽり飲むことにしました.
数年ぶりにAirbnbのアプリを開いたのですが, そういえば日本でエアビーを使うのは初めてだということに驚きました…
そして割りに最近, 数年前に泊まった時のホストからメッセージで,
「久しぶり!あの時のパートナーとはそろそろ結婚かい?」みたいなのが届いており, なんだか悲しい気持ちになりました笑
すみませんあなたの部屋を借りた後に秒速で破局してしまいました笑

バキバキ独身です, とエアビーのホストに返信しようと思い,
なんだかそのメッセージを見た瞬間, この写真を思い出しました笑
「春とヒコーキ」という名前で芸人活動をされている方なので, 是非YouTubeなどご覧ください.
話もそこそこ笑えますよ.
アベプラでバズって以来, かなり有名な方ともコラボしています.

 さあ今回はアメリカのバイデン大統領が発表したThe American Families Plan (ファミリー・プラン)が非常に優秀なのでご紹介します.
簡単にポイントを書くと…
1. 10年で1兆8000億ドルを拠出(日本円にして約200兆円)
2. コミュニティーカレッジ(いわゆるコミカレ)を無料化
3. 託児所の利用料の補助や育児休業をとった場合の賃金の補填
4. 子育て世帯向けに8000億ドルの減税措置
5. 財源は40万ドル以上(日本円で約4, 400万円)の高所得者から取る
という内容です.
SNSなどで反応を見たり, 友人に聞いたりしていますが, これに対して反対している人はほとんどいないですね.
NHKの報道では共和党の保守層が反対していると書いていますが, これもほとんど無視して良いレベルでしょう.
それこそリバタリアンのような一部の小さな政府を趣向する人たちや政局的にバイデン政権に反対することが仕事の人たちはいますし, 私自身も基本的にはリバタリアン的な考え方をすることは多いので賛否は別れるところかもしれませんが, 事実だけで考えるとこれは非常に優秀です.
以下にこのファミリープランの優秀な点を書いていきます.

 まず第一に, 大きな政府への移行を明確に打ち出しているという点.
中国との冷戦状態, GAFAとの対立という文脈で考えた時, 今後の世界が大きな政府になっていくのはある程度仕方ないと思われます.
これにより, レーガン政権以来続いた小さな政府との決別が起こりそうです.
そして共和党保守派が反対しづらい分野においてそれを打ち出したこと.
世界最高峰の戦略家であるエドワード・ルトワック氏は著書『日本4.0』において, 「あなたが真の愛国者かどうかは, チャイルドケアを支持するかどうかでわかる」と述べています.
そもそもリアリズムの考え方では, 国家の行動指針は基本的に国家の存続なので, そのための安全保障政策など, 新しく生まれてくる, 次世代を担っていく子供がいないと始まらないわけです.
地理的に国家が残っても, それを運営していく子供たちがいないのであれば守る必要もないですからね笑
私自身は普通に子供が好きなので子供欲しいなと思っていますが, 国家政策としても非常に重要なわけです.
ミアシャイマー氏のようなリアリストの学者は常々国家のパワーの源泉に「人口」を据えております.
つまり共和党保守派は自称愛国者の人が多いですが, この政敵によって打ち出されたファミリープランに賛成するかどうかという踏み絵を踏まされているわけです.

次にオバマ政権時代の失敗を取り返せる可能性があるということ.
オバマケアによって中産階級の方々の保険料負担が倍増してしまったことは常々悲鳴として叫ばれており, トランプ元大統領が勝利できた要員の一つとなりました.
その時の副大統領はもちろんバイデン氏です.
今回のファミリープランによって, 所得中央値の1.5倍くらい儲けている人まで支援しますよという政策が入っているのですが, これによって, 一人暮らしであれば十分生きていけるけど子供を2, 3人育ててしまったら大変だ…という人を手助けできます.

そして徴収する人を40万ドル以上の所得者にすること.
トランプ政権下で取り逃してしまった本当に金持ちの人から徴収することにより, より平等な社会にする狙いです.
年収4,400万円なんて, 流石にそんなにいない&ここから取っても困らないでしょうことですね.
いくらアメリカと言えど4,400万だったら超もらっている方みたいです, 流石に笑
世帯年収1,200万円以上の家庭に対する子供手当を廃止した日本とは大違いですね…
世帯年収1,200万円って別にそんなに裕福ではないですよねという前提のもと, また子供手当というチャイルドケアを削るという本当に腐った政策です.
そもそも全然足りていないくらい大した金額ではないのに…
前述の書に「高齢化が行き着くと, 国内の雰囲気は保守化し, 悲観的になる. 未来のことを考えない近視眼的な思考がはびこるようになる」という指摘をご丁寧に政治家と官僚が結託して証明してしまっています.

最後にこのファミリープランの優秀なところは, しれっとDiversity & Inclusionを入れてしまっている点です.
支援するコミカレの中に人種的マイノリティの学校も同時に入れてしまうことで, 基盤支持層の心もガッチリ掴んでいます.
このように誰にも文句をつけづらい政策に自分のやりたいことを盛り込むという, 極めて賢い方法論です.
直接的には関係ないですが, 私も最近所属組織の中でDiversity & Inclusionの推進委員のようなものに就任しました.
D&Iのそもそもの意義や方法論について学んでいるところですが, 良い文献などあればご教示いただきたいです.

 ということで今回バイデン政権のファミリープランが如何に優秀かということについて見てきました.
本当にバイデン大統領の下についているスタッフって優秀ですよね.
よく分からない分裂を繰り返している共和党もぐうの音の出ない対中強行策をちゃんと打ち出していたり, 自分たちの支持層もガッチリ掴んだり, ほとんど非の打ち所がないです.
昨年, CSISのレポートで安倍政権下の側近である二階幹事長と今井秘書官が強力なパンダハガーであると名指しで批判されていたのが記憶に新しい方は多いのではないでしょうか.
また数日前の朝日新聞では, 2017年の二階幹事長が訪中した際に習近平氏に手渡した親書の内容が180度書き換えられていたことが明らかにされました. 本当にこんなに表立って売国というか, スパイ工作みたいなことやってしまうんですね笑
まあ安倍総理の退陣により, 今井秘書官を排除できたのは良かったですね. あとは河井案里氏の事件で二階氏を追いやることができれば…それと公明党…
日本の対中政策, コロナ対策, 人口減少対策, どうするのでしょうか…
先は見えないですが, もう少し諦めずにできることをやっていきましょう.

 最後はルワンダでプロバスケット選手としてデビューしたJ Coleに敬意を表して, 新しいアルバムからmy lifeをお聴きください.

Ja Morant on my Grizzly
Beats Solo Pro 3を買ってから, ヒップホップを聴くのが捗って良いです.
Emily in Parisも笑

La petite mort

こんばんは, シンです.今回はタイトルが書きたい内容と一見関係なさそうに見えるのと, これを説明しないと意味の…

老害の正体

 こんばんは, シンです.気づけばもう6月でかなり暑くなってきましたね.まだまだクーラーはつけない予定ですが,…

ファミリーズ・プラン

 こんばんは, シンです.東京が緊急事態中で夜酒を飲む場所も限られてしまっているので, Airbnbで部屋を借…

“積極的”何もしない主義

“積極的”何もしない主義

 こんばんは, シンです.
GWに廃人の様な生活を謳歌していた私としては, この最高な生活が終わってしまって大変辛い思いをしております.
普段は非常にアクティブに生きていたいのですが, 今は久しぶりにこんなに合法的にインドアでいられるので, これはこれで楽しむべきかなと思っています.
本当は, 選択肢のある中で廃人をするのが一番心地よいのですが…

 さて, 今回は「“積極的”何もしない主義」について語ります.
これは昨年末に書いた「Coldplayとオリエンタリズム」という記事と並んで, 将来的に論文を書きたいなと思っているタイトルです(皆さん取らないで下さいね笑).
さて, このタイトルについて,
①このタイトルを書くに至ったきっかけ
②日本的なあなあさ
③実質何もやっていないのにやってる感だけ出すやつ

という3段階でお送りしようと思います.

 まず①の, 「このタイトルについて書くに至ったきっかけ」を書きます.
一つはプライベート的な友人との会話でした.
友人も私も, ちょっと前に人間関係で似たような悩みを共有していまして, 電話で相談をしておりました.
お互い現状をどうにかしたいと思っている→しかしながらコロナというどうにも身動きが取りづらい状況にある→相手の出方をもう少し見極める時間が必要→正しく解決したいからこそ, 今は敢えて何もしない.
という結論に至りました.
思い立ったらGOの私ですが, また今回も今は何もしないという決断をしてしまいました…最近こういうことが増えたな…
(↓そう言えば, 敢えてGOしない, STAYしようという結論を出した際のことも以前ポストしていたので, ご興味あれば.)
https://sh1nk1ba.com/2019/11/28/should-i-stay-or-should-i-go/
これは②の日本的なあなあさに続けます.
念のため先に言っておくと, これは必ずしも悪いわけではない!と私は思っています. 詳しくは後述します.

さあもう一つのきっかけは, 仕事に関してです!
私は, 基本仕事は好きなんですが, ここ最近は仕事しているフリをさせられる組織論のクソみたいな時間が多かったので少し仕事が嫌になっていました.
そこそこやることはあったのですが海外事業ですから必然的にある程度仕事が減るのは仕方ないことだと思うのです.
それなのに, 組織内部的に, 「俺たちは仕事やってるぞー!」というアピールをするためだけに, 謎のリストとかを何個も作成しています.
本末転倒というか, 誰を見て仕事をしているんだ, と馬鹿馬鹿しくなってきます笑
要は, 仕事してる風をしている訳です.
この実際には何もしていないのに, やってる感を出していく, というのは③に続いて行きます.

 次に, ②の「日本的なあなあさに」ついて語ります.
前述の通り, 敢えて何もしない!という決断をした際にふと思い出したことがあります.
それは, 以前経産省の官僚と今後のエネルギーミックスについて語っていた時のことです.
ちょうど数年前から, アメリカを中心にかなり急進的なくらい, グリーンボンドだ!ゼロエミッションだ!カーボンフリーだ!という流れが出て来ましたよね.
また日本に特有の問題もあります.
福島第一原発の事故を受けて, 日本の原子力政策をどうするのかという問題と, FIT制度というクソ政策をどうするんだという問題です.
これらの問題を抱えた中で, 今後の日本のエネルギーミックスどうすんねん?
と言う議論をしていた訳です.
※FIT制度とは, 再生可能エネルギーの活用に取り組んだ企業に対して政府が補助金をたんまりくれる制度であり, 2010年度初頭に始まりました.
結局年間2.4兆円もの財政負担を国民に強いることとなり, また補助金をもらえるから, 自分達でマネタイズのためにコストカットとか頑張らなくて良いや!という企業のなあなあとした企業体質を生んでしまいました.
良かれと思って支援した結果, 企業が体質改善をしないというモラルハザードを起こしてしまったという, パラドキシカルロジックの典型例となってしまいました. アメリカのリバタリアン達からしたら, 真っ先に叩きたくなる様な政策ですね.
ちなみにこのFIT制度は昨年から徐々に削減される方針です. 当然だ.
詳しくは長ったらしいエネルギー白書をご覧ください笑
結局アメリカでなぜこの様なグリーンボンドの流れが進んだかと言うと, メリルリンチの様な巨大投資期間が動き出したからなわけです.
デカい金が動くから, 環境に優しいことしないと!と言う極めて健全な資本主義の流れです.
(↓ちなみにこれが現在, 経産省が掲げる現在と将来のエネルギーミックスです)

これを見てすぐ分かると思うんですけど, 「え, 再エネ少なすぎじゃね!?」ってことですよね.

まあ日本国内でも昨年くらいから突然(というかやっと)再エネ増やさないと流石にヤバくね?という風潮が出てきたので, ちょっとは変更になるかも知れないですけど, 世界の先進国との足並みは揃っていない状況です.
METIの人に聞いたところ, 概ねどの事業者にも生活がある, 原子力はベースロード電源だから簡単には変えられない, 再エネは金がかかる等の理由から, ドラスティックに変えることはできないんだとか.
だから, 「敢えてあんまり変えない政策にするんだ!」とのことでした.
まあエネルギーという人間の生活に深く関わるインフラのため, 破綻させるのがまずいことは分かりますが, 悠長だなとは思いました.
一応肩を持っておくと, 火力発電でも, 低炭素石炭やクリーンディーゼルの様な工夫もしているみたいではあります.
でも世界の投資家の流れに置いていかれないか, 依然として危機感は禁じ得ないので, 注視していく必要があるでしょう.

 今回の日本政府の一連のコロナ対策でも分かりましたが, 我々の敵は安倍政権でも野党でも, どこかの事業者でもなく, 「日本的なあなあさ」なんだなと思いました.
日本のこの中途半端なコロナ対策で, 各国に比べて感染者数が少ないのは, 明らかに元々の衛生観念の違いが大きく, 100歩譲っても政府のお陰とかではない笑
数年前に話題になったリーガルハイというドラマで堺雅人演じる古美門先生が法廷で語っていた, いじめの正体の「空気」というものに通じるところがあります.
正しいと分かっていても, 周りに合わせなきゃいけない, ドラスティックなことができない, そんな空気感が日本にはあると思うんです.
どこか他力本願というか他人事みたいな感覚, 誰かがやるでしょ, 周りから叩かれたくない, デカいことやって失敗したくない, そんな空気がありますよね.
この空気の大きさ, それ故のなあなあさを感じました.
霞ヶ関の中では経産省はイケイケ集団と目されており, また他の省庁からかなり嫌われているんですが, 流石に資源エネルギー庁だけはそうもいかないみたいです.

この「空気」という魔物の大きさは強大です.
https://www.youtube.com/watch?v=oEYeh0tU1vo

 さあ次は逆に③の「実質何もやっていないのにやってる感だけ出すやつ」について語ってみようと思います.
まずは最近話題のニューヨーク州知事のAndrew Cuomo氏について.
彼は毎日の様にメディアの前に出て, 非常に多くの情報を語っています.
何人出たか, なぜ感染したか, これからどうすれば良いかなど…
それ自体は素晴らしいと思います.
以前のポストでも書いた通り, この様な状況に於いては, リーダーが出てきてくれるだけで安心しますからね.
現在の日本で言えば吉村大阪府知事みたいなイメージですかね.
大阪と違って, このクオモ州知事が駄目なのは, 「やってないから」ですね.
大阪が独自に色々やっているのは皆さんも日々ニュースで観ていると思うのですが, このNY州知事は, やってる感や寄り添ってる感をめっちゃ出す割に結果が出ていない…。
カリフォルニアやワシントンなどと比べてNYがかなり悲惨な状況になっていることは皆さんもよくご存知でしょう.
クオモ氏は, 初動を明らかに間違ってしまったんですね.
3月に不要なビジネスを閉めさせるのを怠っていた….。
それを結構他の人にしているのが, なんとも滑稽です.
(もちろんNYはカリフォルニアと比べて気候も寒く, また自動車社会のカリフォルニアに比べて鉄道社会であることもかなり影響しているとは思うので, 全てがクオモさんのせいではないですけど)
ですがこの人, すごい人気なんですよ.
アメリカではこういう口が上手いリーダーが受けるのかな, 自分の非は認めずに, やってる感出していく人.
グレタさんが欧米でかなり受けているのも, あのアピール力のある話し方のおかげなのでしょうか.
日本とは根本的に求められているリーダー感が違い, だからこそ教育にもかなり違いが出てきている様な気がします.
欧米ではこのレトリックをかなり小さい頃から習うのに対して, 日本では人前での発言の仕方や, 巧妙なレトリックとかは習わないですよね.

 日本では, リーダーシップ像としては東洋的影響の方が強く, いわゆる不言実行の人が多い印象です(だからこそ外交では他国のプロパガンダ攻勢に負けるんだろう).
論語の一説に「巧言令色鮮し仁」という言葉がある通り, 欧米に比べたら口だけの奴をむしろ嫌う傾向にある様です.
大阪府知事はちゃんとやっているからよし.
小池都知事はどちらかと言うと欧米っぽいスタイルですね.
「劇場」を作って, ◯◯と戦っているイメージを作り出すことで, やってる感を出しています.
現在で言うと主に安倍総理を中心とした中央政府と戦っている, と言うか政府に働きかけているイメージを作っていますよね.
小池さんが何をしたんだと言う話は, 今回は割愛します.
ちなみに有本香さんというジャーナリストの方は, 少し個人的な恨でもあるんではないかと思うくらい, 就任当初から小池劇場をずっと糾弾しています.
まあ結局, アピールとかは別にどっちでも良いから, 仕事してくれって話ですね.
リーダーって難しいですね.


無責任体質の日本

無責任体質の日本

 こんばんは, シンです.
ついに, この話題に切り込むことになりました.
コロナウイルス関連で, 私が最も書きたかった話題です.
感染者数が何人になったとか, 医療関係者が何を言っているとか, 中国が如何にしてプロパガンダを続けいているとか, 正直私にとっては二の次で, 一番語りたかったのはこれです.
というのも, この問題で最も本質的な問題がこれだと思うのです.
色々と調べ物が多く, これを書くのは骨が折れるので避けてきたのですが, 今週たまたま自分の仕事で無責任な人間の無責任な言動にイラっとしすぎて, ついに書く気になりました.
普段人にあまり期待していないので, 誰かの言動に腹が立つこともないのですが, 今回この様な状況になってまで, 責任のなすりつけ合いをする人々を見て流石にイラっとしまくりました. ある意味怪我の巧妙です笑
今回の内容を一言で表すと, ほったらかしにした憲法と財務省のせいで日本が滅びるぞ!です.

 まず一旦遠回りをします.
https://time.com/5818228/japan-coronavirus-response/
これは英国の名門TIME誌に掲載された有名な国際政治学者, Ian Bremmer(イアン・ブレマー)氏が寄稿された記事です.
この方は日本のNewspicksにもプロピッカーとしてコメントされているので, ご存知の方も多いのではないでしょうか.
氏が色々なところでコメントをしている内容を踏まえてこの記事を簡単に解説すると, 日本には既に第二波が来ているぞ!経済がヤバい中でどうやって抑え込むんだ日本!という様な内容です.
タイトルが「日本が世界に教えてくれること」って感じなんですが, 結局日本が世界に教えてくれることは明言してくれていません笑
ただこの記事にある”Japanese law won’t permit the kind of lockdown we’ve seen in China. “という部分は非常に重要です.
そう, 日本では外国で行われている様な本格的なロックダウン, 非常事態宣言が, 法的にできないのです!!
一応先月施行された「新型インフルエンザ等対策特別措置法」には非常事態宣言という言葉は出てくるものの, 正直言ってグローバルスタンダードから見て, 日本の非常事態宣言なんて, 非常事態宣言なんて呼べる代物ではありません.
それもこれも全て, 憲法的な制約があるからです.

 現行の憲法の下では, 基本的に私権の制限ができません.
他国でやっている様に, 外出したら逮捕する!罰金をかける!フィリピンの様に射殺する!(これはマジかと笑ってしまいましたが笑) ということができません.

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000180797.html

基本的に, 憲法で保障されている国民の財産権や身体の自由, 経済活動の自由などを, 例えこの様な緊急事態でも, 中央政府も, 警察の様な国家権力も侵害することができません.
だから, 今って「要請」しかされていないですよね?
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=424AC0000000031#D
新たに制定された法律も, 基本的に国民に対して要請しかできないんですね.
電気・ガス・医療・建物の様なインフラに関わる事業所に対しては, 既存の法律との関係性で, 緊急で医療施設に使わせろ!とか電気・ガスを止めるなよ!とかできるのですが, 国民に対して直接的に強制力のあることはできません. 外出歩くなとか出勤するなとか, 営業停止しろとか…

※余談ですが, 災害対策基本法で決められている「応急公用負担」という規定で, 自然災害時には都道府県知事の一任で建物をぶっ壊して良いみたいな謎現象が起きるのですが, これに対して現政権に対して否定的な意見をお持ちの弁護士や憲法学者達が何も言わないのが気にかかります.
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=336AC0000000223#P
これは国交省の知人にもう少し詳しく聞く必要があるんですが, この状況なので機会を逃しています…

 ちなみにEU諸国では, 「European Convention on Human Rights (人権と基本的自由の保護のための条約)」というのがありまして, これの15条に, 緊急事態宣言時に一定の条件下で政府が私権を制限して良い旨が書かれています.
エストニアやルーマニアの様に, これに基づいて厳しい緊急事態宣言を発し, 国民の外出等を禁止している国もありますし, スペインやイタリアの様に, 独自に憲法に規定した通りに緊急事態宣言を発している国もあります.
こんなの, 古代ローマの時代からある概念なのに, なぜこの国にはないのでしょうか…
https://theconversation.com/state-of-emergency-how-different-countries-are-invoking-extra-powers-to-stop-the-coronavirus-134495

 昔読んだ記事で, 現行法で全て対応可能だから憲法改正する必要はない!という記事が数多く出され, 日弁連も公式に憲法改正して「緊急事態要項」を作ることに対して反対していましたが, 今の日本の現状を見れば, 無理だったことは明らかですね笑
https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/opinion/report/data/2017/opinion_170217_03.pdf
https://ironna.jp/article/3232?p=3
そもそも, 自民党が独自の憲法改正案に「緊急事態要項」を盛り込もうと思ったのは, 2011年の東日本大震災が起きた際に迅速に対応出来なかったことの反省の上にあるわけですが, 結局それを9年間も見て見ぬ振りして放っておいたからこの様になってしまったわけです. 今回も迅速に動けませんでした, 法的に無理なので.
もちろん自民党の改正案それ自体を入れなきゃいけないわけではなく, 実際に改正案にも国会への報告期限がないなどの欠陥があるわけなので, これを土台に改正議論すら行われなかったのが問題です.
https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/news/policy/130250_1.pdf
改正案の第9章にある, 第98, 99条が実際の文言なので, ご興味のある方は是非ご覧ください.

 無責任だ!安倍政権は何もやってくれていない!と散々過去のポストで私も言ってきましたが, ある程度は仕方ないんですね. 法的に無理なので.
さて, これは一義的には改正議論を進めなかった自民党政権のせいでもあり, また憲法改正に対して懐疑的な姿勢を崩さない公明党のせいでもあり, また国会を下らない議論の劇場にしてしまう野党のせいでもありますよね.
また本来この様な本質的なことを報道しなくてはいけないのに, 大したことないことを取り上げ続け, 国民に考える機会を与えなかった大手メディアのせいでもあります.
ただ, 与党を改正に踏み込ませなかったのも, アホな野党を支持し続けたのも, この様な低レベルなメディアを本気でオワコンにさせなかったのも, 全て我々国民ではありませんか??
ダメ与党もダメ野党も選んでいるのは我々国民ですし, メディアは国民の質の映し鏡なんて言いますし.
無責任な与党の存在, 無責任な野党の存在, 無責任なメディアやコメンテーターの存在, 無責任な政府の存在は全て, 無責任な国民の存在のせいですよ.
今の雰囲気は, 皆もっと協力なリーダーシップを求めていると思うんですね.
ではそれを政府にそのリーダーシップを発揮させる様な法的根拠を与える行動をしましたか?
確かに戦後に日本を徹底的に去勢国家にしたのは占領期のGHQですが, それを放っておいたのは, 紛れもない国民ですよね.
そんなんなので, 私の職場の周辺でも今週責任のなすりつけ合いも起きるだろうと, 落胆しました.

 財務省云々の話は過去ポストでも散々しているので, 今回は割愛します.
詳しくは以下をご参考にしていただければ幸いです.
https://sh1nk1ba.com/2020/04/02/%e5%b8%8c%e6%9c%9b%e3%81%ae%e6%8c%81%e3%81%a6%e3%81%aa%e3%81%84%e6%97%a5%e6%9c%ac%e7%b5%8c%e6%b8%88/
法的に営業停止命令もできない. 命令していないから, 営業自粛しているのは御社の勝手なご判断ですよね?だから補償なんてしませんよ, 救済措置なんてありませんよ. というディストピアが容易に想像できてしまい, 非常に怖いです.
この国は, いつになったらまともな国になるのだろうか…

予想を外したものの…

 こんばんは, シンです.
テレワークが嫌すぎて, 頑張るためにコーヒーと紅茶をガブ飲みしたところ, カフェイン中毒で終始体調不良でした.
あの紅茶高いのに…
今日はもう一トピックだけ語ります!ズバリ, 10万円給付について(最後に音楽について軽く語りますが).

 昨日の投稿では, どうせ無理やろ…と私は言っておりましたが, どうやら一律給付は実現しそうですね!良かったです.
予想を外したのは悔やまれますが, とりあえず給付されるなら良かったです.
https://sh1nk1ba.com/2020/04/16/%e3%82%82%e3%81%97%e9%b3%a9%e5%b1%b1%e6%94%bf%e6%a8%a9%e3%81%a0%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%82%89/
予想を外したものの, 実際に公明党に華を持たせた形になったからまあいいや…と自分を納得させています笑
自民党議員などのツイートを見ていると, やはり党内で提案した時は完全に無視されていた様ですね…
あまり報じられていませんが, この給付の対象に在日の外国籍の人たちも入るみたいですね.
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5e996f21c5b673737b6d2a7a?ncid=other_facebook_eucluwzme5k&utm_campaign=share_facebook&fbclid=IwAR3le98nCTFcgrUZlYDQPoHNs_vivKDlnvLy8dK4_Dn_sWy_NDFbxs2_iAM
以前から, 外国籍が入るのかを気にしていたのですが, 結局入る様で良かったです, 職業上日本在住の外国人の同僚が多いので.
それにしても, どの様な議論が行われたかは出ていないですね.
それが一番気になっているんですが…
差別はすべきじゃない!給付すべき!みたいなべき論だったら興ざめなのですが, 継続的に納税をしてくれる見込みが高いからとか, 国際的競争力を高めるためにも日本で活躍する外国人の就業意欲をキープする必要があるとか言う議論を経て決定されていたら良いなと思います.

 そういえば, 現在の日本の安倍政権は, 主要国の中で唯一支持率が落ちている様です.
https://president.jp/articles/-/34684
支持率自体は私は全然気にしないのですが, まあそりゃ落ちるよな…
この記事自体も後半は意味不明で, 共感して欲しいとか優しくして欲しいとか謎なソフトなことが連ねられており, 「子供かよ笑」と言う外ないですけどね.
別に共感とか全くしなくて良いので, 国民と日本経済のためにちゃんとリーダーシップ張ってバンバン法案と政策を通してくれれば良いんです.
それが, このまま10万円が給付されたとしても, 前回ポストで書いた仮想鳩山政権の劣化版みたいな政策しかまだ実現できていないですからね.
危機の時はサプライズが重要なのに, 結局10万円か. 想像の範囲内ですね笑
それにしても, この10万円給付が成立した経緯を見ていると, 自民党内からの提案は無視されるみたいなので, 安藤議員や青山議員などの自民党内減税勢力の提案は通りそうにないかな…
やっぱり, 仮想鳩山政権の劣化政策で終わりそうですかね…

 最後に音楽について.

NirvanaのSmells Like Teen Spiritsとともに, 90年代を代表する曲の一つ.
「グランジ」と言うロックの中の一つのジャンルをここまで世に広めた彼らは偉大です.
Teen Spiritsは人生で2億回くらい聴いたので, もう今更聴くことはしないですが, Jeremyはまだ600回くらいしか聴いていないので, 一日中でも流して入られます.
カッコいいですね本当に. チープで暗い感じのMVも, ガレージから出てきた気取らない泥臭い感じが出ていて良いですね笑
もし鳩山政権だったら…

もし鳩山政権だったら…

 こんばんは, シンです.
一連のコロナ対策の安倍政権の動き, 本当に遅すぎてさすがにイライラしてきました.
そんなイライラしている中, 今回は2つのトピックについて語りたいと思います.
①本日予約開始のiPhoneSE(第二世代)について
②もし今, 鳩山政権だったら…について
でお送りします!

 さあ早速, iPhoneSE発売について.
https://japanese.engadget.com/jp-2020-04-15-iphone-se-2-apple-a13-bionic-4-5.html?guccounter=1
いやーやっときましたか!!
前々から噂は聞いておりましたが, iPhone8の系統の小さめiPhoneのハイスペック&廉価版がついに発売となりました.

私はデカ目のiPhoneがずっと嫌だったので, このコンパクトかつ洗練されたiPhoneをずっと待ちわびておりました.
今使っているiPhone8とハードはほとんど変わらないみたいですね.

何が秀逸かと言うと, この大きさ, 見た目にして, 使用されているA13 BionicというSoCは, iPhone11から使われだしたコアでして, 以前のコアに比べて処理能力は20%向上, また40%の消耗抑制ができると言われています.
この処理能力のおかげで画像処理が非常に高くなるので, カメラ性能はおろか, 普段観る動画も高画質で楽しめるという優れもの!
あのiPhoneを買った時のサクサク感を早く楽しみたいです…
ちなみにこのSEの発売は, Appleのかなり野心的なグローバル戦略の肝となってきます.
詳しくは下記リンクの投稿で書いたので, 是非ご参考ください.
https://sh1nk1ba.com/2020/02/22/%e3%83%9f%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%9e%e3%83%bc%e4%ba%ba%e3%81%ae%e8%a6%aa%e5%92%8c%e6%80%a7%e3%81%a8apple%e3%81%ae%e6%96%b0%e8%a3%bd%e5%93%81%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/
予想とまではいきませんが, 以前から期待して待っていた情報が, いざ現実になると, やはり少しテンション上がりますね.
細かい話ですが, Apple TVのコンテンツは今だにショボいままなので, このままAppleのグローバル戦略が上手くいくかは分かりません.
このコロナの情勢ですし…
しかし, いずれにしても束の間の歓喜に酔いしれました. ありがとうApple.

 さあ, 「今が鳩山政権だったら…」について書く前に昨日のニュースに関するちょっとしたつぶやきをします…
まず, 昨日公明党が, 極めて厳しい所得制限を設けた現行の30万給付をやめて, 一律で10万円を配布しろ!と提言したことがニュースになりましたよね.
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200415/k10012387831000.html
まあそれに対する政府の腰は重い
実際同様の提言は過去与野党問わず結構されているんですよ.
それで無理!となった訳で, 現実的には(ただの内部の事情)無理なんだろうと思います.
これはあくまで1mmも裏を取っていない予想ですが, 自民党が公明党に華を持たせてあげた構図な気がしています.
ここまでコロナ関連で公明党の「こ」の字も出てこなかったので, どうせ無理だけど, 存在感を出させてあげるよ, という二階さんからの配慮だったのでは…と予想しています.
ちなみに, 制度上, 実際には一律給付は可能なので, 以下のリンクをご参考にしてください.
https://sh1nk1ba.com/2020/04/02/%e5%b8%8c%e6%9c%9b%e3%81%ae%e6%8c%81%e3%81%a6%e3%81%aa%e3%81%84%e6%97%a5%e6%9c%ac%e7%b5%8c%e6%b8%88/

 さあ, それでは本題.
とにかく, 何を言っても動きの悪い現政権に大半の国民も辟易としていると思います.
そこで, もし今鳩山由紀夫が総理大臣だったら, あの時の閣僚が在位していたらどうなっていただろうか. 妄想してみます.
まあ結論, 早急に「15万円くらいパッと一度だけ給付して終わり」かなと思います.
いや, 馬鹿にしているように見えますが, 実質何もしてくれていない現政権よりはずっと良いと思いますよ笑
しかも自称貧困層の味方の, 表層的な大衆迎合の権化みたいな方々ですから, 多分3月半ばくらいには既に給付を決定していたでしょう.
貧困層の人ほど, むしろ金持ちにあげるかどうかなんて特に気にせず, 自分にとりあえず早く金くれ!と思っている訳ですから.
一見インパクトのある, 国民を思いやってる感が出せてガス抜きできますので, それ以降はちょろっと休業補償をしていればそれ以上やらなくて済みますし.
これはある意味ただの思いつきで書いており, またただの妄想なのですが, まず大衆迎合性, そして消費減税には持って行けないだろうという意味で, 案外2重にそこそこ妥当性があると思っています.

本来この対策は大まかに言えば,
現金給付や休業補償(要はバラマキ)

消費減税, 法人税率等引き下げ
の2本立てがマスト
だと思うんですね.

その上で, 旧民主党政権の本質的な失敗は何だったかと考えると, 行政府を形式上握ったことで満足して, 法律を全然改正しなかったことにあると思うんです.
官僚を上手く動かせなかったからだ!とかよく言われますけど, それはその通りで, 彼らは既存の法律に基づいて職務を全うしているので, 法律を変えなきゃ公共事業も税も社会も変えられないんですよ.
そこに気づけなかった数年間だったので, 結局中途半端になってしまったわけです.
だから, 恐らく消費税法を変えて減税!とは行けずに, バラまいて終わりになるだろうなーと妄想していました.

 いかがでしたでしょうか?
いずれにしても, このまま何もしなきゃ日本経済は奈落の底にブチ落とされるので, まあ上の一つだけでもやりそうな鳩山政権の方が多少なりとも良かったんじゃね?と思われる方もいるのではないでしょうか笑
安藤議員と青山議員が本気なら, 離党するか党議拘束に縛られずに反対票を投じて, 減税勢力を強くしてもらいたいです…
望みは,,,,,,,薄い…….

希望の持てない日本経済

 お疲れ様です, シンです.
現在テレワークをしているのですが, 今日は業務上の都合により朝から満員電車に乗り, 何百人ものマスク集団と濃厚接触をしてきました.
WHOによって, 健康な人が自分の身を守る為にはマスクは意味ないよ!と言われているのに, なぜこれほどまでにマスク族が多いのでしょうか.

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/advice-for-public/when-and-how-to-use-masks

考えられるのは,
①花粉症の人が非常に多い
②WHOが中国の言いなりになっている現状を踏まえ, WHOからの発表を信じていないメディアリテラシーが極めて高い人が多い
③他者に移さないように着用している, パブリックマインドが卓越した人が多い
はい, この3つのうちのどれかだと私は信じて疑いません.
Most probablyどれも正解ではなく(①はもしかすると一番正解に近い), 単純に周囲の雰囲気的にマスクをしていないと白い目で見られるからだろうと思っています. それか単純にメディアリテラシーが低い人が多いか…

 あまり本題ではありませんが, 基本的にリモートワークをしている現在だからこそ思うのですが, 働き方改革だ!リモート推進だ!と言うと聞こえは良いのですが, 果たして現在日本で突然行われ始めたリモートワーク, 本当に良いことばかりではないでしょうか.
結論から言うと私はあまり手放しで賛成できていません. 何の事前準備もなく突然リモートで全て業務が完結できる人のその業務って, 元々不要なのではないでしょうか.
ネット環境の整備, セキュリティーソフトのインストール, プリンターの設置, 仮想サーバーの設定, デジタルサイネージへの移行手続き, 承認ルートの簡素化など簡単に挙げるだけで色々ありますよね.
ファイルのやり取りやビデオ通話だけで何でもできるなら, いくらITが進んでいない日本とは言え, 流石にもう少し働き方改革進んでますわ.
そればかりでは上手くいかない,「感情」というも厄介なものの介在を皆さん忘れていませんか. 残念ながら最終的に人間が決定を下すので, その意思決定の段階で, 人と人の直接的なやり取り, これまでこの人には借りが何個あるとか, この人今落ち込んでそうだから少しくらい助けてあげようかな…とかあるじゃないですか.
このような不確実な部分は理想を言えば減らしていかなくてはいけないのですが, 少なくとも意思決定は人間が行っているという現状があるので, 人間同士の調整は不可避ですよ.
むしろそのような業務を全くする必要が今のところない場合, 自分の業務がいずれRPAソフトか高速計算機か何かに代替される可能性が高いなと危機感を感じるべきだと思いますし, それか自分が組織にとってあまり重要な仕事を任されていないのかなと疑問に感じるべきと思います.
面倒ですが, それがHuman Natureであり, これまでの人類史です.
逆に言えば仕事にしてもプライベートにしても人生の醍醐味だと思っていますが.

 さて, できればコロナウイルス以外の話題も持ってきたいのですが, 実はこの一連のコロナウイルスのドタバタから, 数々の根深い問題が見え隠れしているので, あえてコロナ一本で今回のブログは書きたいと思います. もちろん色々飛び火はします笑

 まず今回のタイトル, 「無責任体質の日本」にするか今回あるように「希望の持てない日本経済」にするかを迷いました.
前者は法的な側面, ひいては日本国民全体の空気・意識にフォーカスするもの, 後者はこれから取り上げますが日本のマクロ経済のこれまでと今後を分析していくものです. ちなみに前者を話題にする場合, 部分的にですが, 上で述べた人々はなぜマスクをするのか, そして周囲の空気感のようなものも多少関わってきます.
あまり高い頻度で更新できないので, どっちもできるかは分からないのですが, できれば今回取り上げなかった前者の方, すなわち法的な部分も今後取り上げていきたいと思っています. とりあえず, 色々迷いましたが今回は経済について語っていきます.
もしかしたら下記のYoutubeの動画を1.5倍速にして観るのが一番早いかも知れません笑

青山繁晴先生, ついに降臨!
大まかに言えば, この自民党内に発足した減税勢力と主張は大体一緒です.

要するに私の主張は, ①消費税減税をしろ!②赤字国債を発行して事業者へ補償金を出せ!③全国民に現金を給付しろ!ということです.

 まずは①の消費減税について.
これは青山繁晴議員率いる「国益と尊厳を守る会」と山田宏議員率いる「日本の未来を考える勉強会」と認識が一致しています.
両者の意見踏まえた上で私の意見は, 基本的な消費税は5%に, 軽減税率を0%に設定せよ!です.
まず日本の昨今のマクロ経済の認識から確認します.
ここでは便宜上具体的な数値は言いませんが, 元々2019年は中盤からかなり景気の減退傾向がすでに見られていました.
中国リスクや回復しきらないデフレ状態など諸々理由はありますが, また大きな理由の一つに, 2019年10月に消費増税が控えているため, 10月以降景気が悪化するだろうという見通しが既に立っており, 新規投資を渋るような企業が多かったことも挙げられます.
そんな中, 安倍政権はまさかの2019年10月に消費増税を決行してしまいました.
今年初頭に発表された, 2019年第4Qが年率で7.1%のマイナス!というニュースをまだ鮮明に覚えている方も多いのではないでしょうか.
そう, 既に今年に入る時点で日本経済はめっちゃ悪かったのです.
そんな中コロナショックですよ.
日本経済は奈落の底に叩き落とされました.
つまりこの減税措置は, 日本経済再建の為の, 土台に過ぎません!
なぜ5%, 軽減税率0%にするか, これは消費税が逆進性であるという性質を踏まえた上で, なるべく一律に下げたり上げたりするのは避けるべきだからという根本的な考えがあります.
高級品も生活必需品も一律に下げるのは, 低所得者層にとって不公平感を増し, むしろ政策の意義を下げてしまうことに繋がる恐れがあります.
現状の軽減税率の品目のまま, 高所得の人にしか買えない高級品は少し税率が高いまま, 低所得者が主に必要としている必需品(軽減税率対象商品)はそれよりも低い税率で買えるという枠組みを残したままにした方が良いため, これを敢えて使います.
コンビニ・スーパーなどの実務的にも手間はほぼ現在と変わらないため, すんなりと以降できます.
この①は上に掲載している動画内での主張とかなり違うので, ご注意ください.

 次に②の赤字国際を発行して事業者へ補償金を出せ!についてです.
動画内で言われていた通り, 営業しないと倒産してしまう企業があまりにも多いため, 仕方なく営業している企業が本当に多いです. それでコロナ感染が広がったら元も子もない, 負のスパイラルに陥ります.
もちろん企業が倒産して失業率が上がること避ける為でもあります. 安倍政権がここまで持ってきたのは雇用状況が悪くなかったというのが大きいですし, 雇用の確保はマクロ経済運営の一丁目一番地です.
これを政府が粗利補償してあげれば, 営業をせず, 安心して自宅待機ができます.
具体的な規模に関しては, 今後どのようにコロナが蔓延し, どれほど経済に打撃を与えるか誰にも分からないため, 明言は避けますが, 最低でも真水(政府の直接負担分)で総額50兆円規模は必要と考えています. 米国と同じ様にGDPの10%!
※ちょっとした豆知識ですが, 似たような記事で「事業規模○○兆円」というのはあまり鵜呑みにしない方が良いです. これは公共事業や融資の返済分なども合わせて勘定しており, 政府がいち早くゼロから生み出してくれる金額とは異なります.

 最後に③の全国民に現金を給付しろ!についてです.
Twitterで話題になっていましたが, 既にドイツではごく一部の人達に5000ユーロ(約60万円)が振り込まれたようです. 一部というのはいち早く!大胆に!というサプライズ効果も含めた措置だと考えられます.
日本もとりあえず早くマイナンバーに基づいて政府振出小切手を家に送付し, 銀行で付与される形にすれば良いのです.
これは高橋洋一氏の語る,
https://gendai.ismedia.jp/articles/amp/71469?page=2&skin=amp
に詳しいので是非読んで見てください.
そして金額はサプライズ効果を含めて50万円は給付すべき!
エドワード・ルトワック氏も述べている通り, このような危機的状況には「お, こんなにくれるの?」というサプライズの心理効果がかなり働くんですね.
だったらちょっと買い物するか, となる額を渡さないと実質的に意味がありません.
1.2万円だの, 商品券だのお肉券だの, 5万円だの, そんな寒い議論をしている時点で全く消費性向が上がる兆しが見えるわけないじゃないですか.
所得制限をして限定的に, 適切な金額を査定して…とかやっている場合ではないのだよ.
高所得者に対しては給付の意味が無いだろう!という意見がありますが, これは勘定項目的に, 所得にカウントされるので, いずれちゃんと高い所得税が引かれることになっているんです. ちゃんと目減りされるので格差拡大とかはしないです. ご安心を.
財政健全化タカ派の日経新聞ですら金出せ!って言っているんですよ.
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56720300S0A310C2SHF000/
また私は便宜上「国民」と書いていますが, 在日外国人にも全然給付して良いと思っています. Twitter上で繰り広げられていた在日外国人を含めてるべきではないとかべきだとか, 本質を見ない議論にはうんざりしましたけど…
納税しているから貰う権利がある!とかいうポリコレ的な「べき論」ではなく, 単純に日本に住んでいて日本で消費する可能性が高いんだから, 出した方が良いに決まってる.
どうせほとんどの国に既に帰国して逃げられる様な状況でもないんだし.
もちろん上記これらの措置は, 日本は財施破綻しない!という前提, そして私の確信の基に成り立っています.
これを語ると本当に長くなってしまうので今回は割愛します.
※上記全てに関連して, 大事な割にあまり注目されていない論点が, 低所得者の方が, 給付した金額をすぐに使う傾向にあるということは踏まえておいていただきたいです. ポリコレではなく, 低所得者を優遇するにはちゃんと経済的意義があります.
そりゃそうですよね, 金持ちに比べて貯金している余裕なんて無いのだから.

 以上, 私の主張とは裏腹に政府の現状の動きが如何に遅く, ショボいか, 世界経済と日本経済が如何にヤバいかをご理解いただけたでしょうか.
正直希望を今持つのはかなり難しいと思います.
が, 今回この様に自民党内から減税勢力が100人規模で出てきたこと, そして元々主張しているれいわ新撰組や幸福実現党の様な勢力とタッグを組んで影響力を増していけば, まだ希望はあります.
https://www.asahi.com/articles/ASN3Z5TJWN3ZUTFK011.html
そしてこれまで3年半, ほとんど大した音沙汰を聞かなかった青山繁晴先生が本気で動いていることに私は本当に期待しています.
また誰かに投げるのではなく, 皆が希望を持ち, 今できることをやりましょう.
自宅からしっかり仕事をするも良し, 情報を集めて減税しろー!とネット上で主張していくのも良し, 政治力を生かして財務省や議員に圧力をかけていくも良し, 過剰な自粛をせず消費をして経済を動かすも良し, 経済は人の生死に直結しますので, 皆さん自分にできること, 自分がすべきことを, 一人一人良く考えて行動していきましょう!!

中国に取り込まれるミャンマー, コロナ続報

中国に取り込まれるミャンマー, コロナ続報

 こんにちは, シンです.
日中に本ブログを書いているのは非常に珍しいなとふと思いました.
普段酔っ払った勢いとかで書いていることが非常に多いので笑

 さてミャンマー出張から帰国しました!
帰国した直後に寝ないで愛知の刈谷に出張予定だったのですが, コロナの影響でなくなってしまいました. まあそれも良いか…
さて今回ミャンマーでは一緒に仕事をしてくれるエンジニアの選定をしに行ったわけですが, それと同時に昨年からやっていた現地での教育体制も完全に作り終えることができました. なので日本側とミャンマー側で健全なエコシステムができたなあと充実した気持ちを抱いております.
元々私が日本に連れてきたミャンマー人の人たちとはこまめにコミュニケーションを取っているので結構信頼されている自負がありますが, それに加えて現地にいるミャンマー人達の信頼も勝ち取れたのではないかなと思っています. 現地にいる日本人の取引先も含めて.
本業と共に現地でのコミニティ作り, オフショア開発も進めて行きたいなーと非常にBe Ambitiousになっております!オフショア開発に関しては, 本当に彼らの為になるのかがまだ疑問なので慎重にならないといけませんが…
とにかく私はミャンマーの王になることに決めました笑
毎回マレーシアだー, カリフォルニアだー, ベトナムだー, ミャンマーだーと忙しいな笑 というよりミーハーなんですかね…

Bagoという町にあるパゴダ.
ミャンマー人のポジティブさが分かる様なエピソードが詰まっている素敵な場所です.
曰く, 100年前の震災時に上の仏塔が落ちてしまったんですが, それで再建するのではなく, 拝む場所近くなったやん!このまま固めてここで拝もうぜ, ラッキー!ってなったみたいです笑 そういうメンタリティ, 日本人も見習ったらもう少し楽に生きられるだろうなと思いました.

 ミャンマーといえば今回, やはり中国人を向こうでほとんど見かけなかったな…普段は植民地かと思うくらい中国の大きな影響を感じるのですが…
今回はヤンゴン周辺しか行かなかったのですが, 第二の都市マンダレー以北に行くと本当に中国の影響しか感じませんよ…
まあ別に私の印象ではなく実際にそうなんですけど.
https://thediplomat.com/2020/01/has-the-us-lost-myanmar-to-china/

 中国としてはミャンマーを取ればインド洋に出られてインドの首根っこを抑えられる為, 地政学的に非常に重要な場所なんですが, まさに1月に習近平氏がミャンマーを訪問した際には, 見事狡猾なまでにミャンマーのあらゆるインフラを根こそぎ整備する(という名の実質植民地化政策と言っても過言ではない)ディールを取り付けました.
以前のポストでも簡単に触れましたが, 現在ロヒンギャ問題でミャンマーは再び国際社会から孤立しており(主に西側諸国から叩かれているだけなんですけど), そこに上手いタイミングで中国が付け込んできたという具合です.
はっきり言って人権でごちゃごちゃやってて全く投資出来なかったバカタレな西洋と, 人権度外視でしっかりと戦略を実現する中国という明暗分かれるシアターとなったのがミャンマーです.
スーチーさんもサインするなよ…と思いつつも, まあこれが現実ですね. 中国がヤバいのなんて百も承知で, それでも投資してくれない西洋(日本含む)よりは中国と手を組んだ方が得策だと思ってしまいますよね…
人権を度外視しろと言うつもりはありませんが(というか全く当事者意識を持たないポリコレ集団に外野から騒がれるのが嫌なので言わない), 実際戦略学的, 地政学的には中国の圧勝です…残念ながら.
地政学の研究をしている私としてはこの状況に極めて高い危機感を感じぜざるを得ないわけですが, この状況をいかに打破できるか, 私個人として何ができるのか,,, まだまだ課題は山積ですね.

 戦略学, 地政学と言えば, 世界三大戦略学者の一人, コリン・グレイ(Colin S. Gray)先生が2020/02/27に亡くなられました.
https://celebritiesdeaths.com/professor-colin-s-gray-death-colin-gray-obituary/
先生のModern Strategyは本当に何度も読みましたし, 戦略の上位階層でどんどん破れていく日本を含む西側世界の現状を目の当たりにして本当に悲しい限りです. この世界はコリングレイの頭脳という, 本当に大きな財産を失いました…
ただ先生の考えた戦略を学び, 実現していくことは我々にもまだまだできることがあると思います.
https://www.amazon.co.jp/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%88%A6%E7%95%A5-%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%A4/dp/4120048071
一人でも多くの方がこの本から戦略を学ばれることを心より願います.

 今回のミャンマー, 中国の話と無理やり繋げて, コロナウイルスの話題に移りたいと思います.
まず, ほとんどの東南アジア諸国でコロナウイルスの感染者が確認されていないという事実, ご存知でしたか?
それこそミャンマーなんて中国と国境を接していて, 年間200万人しか来ない外国人観光客のうち1/3は中国人なのにいない訳ないですよね笑
インドネシアも世界第4位の人口を誇っていて感染者いないわけないでしょう.
これらは一義的にはコロナウイルスを検査する検査機関がないことが挙げられますが, それよりも中国への忖度が非常に大きいと言われています.
それこそ地政学界隈だと中国としっかりと対峙出来ているのはシンガポールとベトナムだけだという認識をされており(政権交代後のマレーシアも頑張っています), 他の国々は経済的に, そして一部軍事的にもう中国の言いなり状態なので, 中国に都合の悪い結果が出せないのだとか….
https://time.com/5792180/southeast-asia-undetected-coronavirus/
そしてこれは余談ですが, ミャンマー人で感染者が確認されていないのは, 普段様々な汚いものに触れたり口にしたりしていて, 免疫力がめっちゃ高いからなんやで!と本気なのか面白おかしく言おうとしてなのか分からないですが, 独自の論を展開する人もいました…笑
ちなみにASEAN諸国のコロナ関係のアップデートが大まかに知りたい場合は以下のリンクをご参照ください.
各国の状況を一覧で, そしてリアルタイムで見ることが出来ます.
https://www.aseanbriefing.com/news/coronavirus-asia-asean-live-updates-by-country/

 さあ次に日本について.
まずは外務省のHPより, 今回の政府の後手後手の政策により日本人の入国が制限, もしくは入国後の行動が制限されている国・地域をシェアします.
先日ニュースでイスラエルが入国制限したことは大々的に報じられましたが, 中央アジア諸国をはじめ, 結構な国・地域が日本人に対して制限をかけております.
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
まさにミャンマーにいた際に, ミャンマーからベトナムに渡ろうとしている日本人のビジネスマンに出会いましたが, その日からベトナムでも日本人の渡航が厳しくなるということを嗅ぎつけ, 政治力を使って無理くり入国しようとしていました笑

 そしてやはり今一番の話題の公立校全てに休校要請が出されたことについて触れないわけにはいかないでしょう.
まず「要請」という言葉についてですが, なぜ安倍総理は「命令」等のもっと強制力の強そうな言葉を使わなかったのか…
無責任だ!とか喚いているアホな人がいますが, それは単純, 内閣総理大臣には実際に強制力がないからです.
——————以下, 引用です——————-
臨時休校について定めた学校保健安全法第20条は, 「学校の設置者は、感染症の予防上必要があるときは, 臨時に, 学校の全部または一部の休業を行うことができる」としている.
学校の設置者とは実質的には, 公立の小中学校であれば市町村の教育委員会, 高校や特別支援学校であれば都道府県の教育委員会だ. つまり, 休校の判断をするのは, 都道府県ないし市町村の教育委員会となる.
https://news.nicovideo.jp/watch/nw6709538
ということで各教育委員会がどのような判断を下すのかが実物ですね.
はい, そしてこの判断について, 安倍総理の決断はどうだったのか.
私は好意的に受け止めています.
一部, 科学的な根拠を示していないとかギャーギャー言っていますが, いや貴方達科学的根拠示されても完全文系人間だし分からないでしょ笑 と笑いながら見ています. まあ安倍総理を叩きたいだけかな.
イタリアなどの感染具合が日本よりも低いところですら全校休校になっている中, そして社会的必要性に駆られている中, 最後に決定を下すのはリーダーの役割だと思いますよ.
まあ良く決断したと一義的には褒めたいと思います.
その後の保障の話をしていれば満点だったのではないでしょうか.
そして総理の発言に対して玉木議員がまたしてもキレキレの発言をTwitterでしていたのでご紹介します.

 いや, マジで玉木さん最近どうしたん?笑
めっちゃ良いじゃん!まさにそうですよ. 経済観も非常にまとも.
ただでさえ消費増税でマクロ経済が減退している中, 追加の補正予算(特に被害を直接的に被る業種に対する保障など)編成と消費減税は急務と思います.
仕事をしていても景気の悪さと今後の見通しの悪さをマジで感じています.
また先ほど給食業者の人と意見交換していたのですが, もともと儲からない学校給食でギリギリでやっていた彼らとしては, もう本当にヒイヒイ言ってますわ…
食品業界の疲弊の仕方半端じゃないですね, ここ最近…
とにかく, 今後の政府の対応, マジで大事です.
借金ガーとか言っている場合ではなく, ここで拡大施策を打ち出さなければ終了します, 日本経済, マジで.

青山繁晴先生とKAZUYAさん

おはようございます, シンです.
本日から, このWordPressでブログを緩く書いていこうと思います.
ロゴからも分かる通り(このポストの執筆段階ではまだ作成中ですが), コーヒーを片手に気軽に読んでいただければと思います.
あえてこのポストの中では自分の素性に関しては全く語らず, 読んでいくうちに何となくどんな人間か分かってくる様にしたいと思います.

さて, このブログはあまりジャンルを絞らず, 日々に転がっているあらゆるトピックを, 私なりの視点で広げ, 掘り下げ, 語っていこうと思います.
そのため, トピックは時事, 政治, マクロ経済, 仕事の業務, バスケ, 野球, 国際情勢, 旅行, テクノロジー, まちづくりなど多岐に渡る想定をしています.
気に入ったテーマの時だけフラッと立ち寄ってもらえたら嬉しいです.
元々, GoogleのBloggerで細々とブログを書いていたり, Twitterで日々思うことを投稿したりしておりましたが, 色々と事情が重なって, 今後はこちらで定期的に私の意見をシェアしていこうと思います.

さて, 本題に移ります .
今回のテーマは参議院議員の青山繁晴先生と人気YoutuberことKAZUYAさんに関してです.
大まかな流れは以下の2つの動画を観れば分かるかと思います.
https://www.youtube.com/watch?v=En6vuU6nusU

https://www.youtube.com/watch?v=fiiMxCWuYyI
ちなみにこの話は日本の自称保守界隈でかなりバズってるトピックなので, そのあとに色々とゴタゴタもあり, 和田憲治さんや百田尚樹さん等を巻き込んでの大きな話になっています. が, 今回は彼らに関して言及することは避けます.

動画内でKAZUYAさんは青山先生本人の名前を敢えて出さずに批判をしているわけですが, 私は一瞬で分かりましたよ, その対象が青山先生であることは.
なぜ分かるかと言うと, 私自身が大学1年の頃から青山繁晴氏のファンだからです.
最初はバイト先の先輩からザ・ボイスをオススメされ, それからこの人の信念, 国への想い, 危機管理の専門家としての実務経験等に惚れて, 著書を何冊も読み, 独立講演会にも参加し, 2016年の参議院選に出馬した時も, 青山繁晴と書いて投票しました. 人生最初の国政選挙で青山先生に投票できたことを今だに誇りに感じています. 青山先生の立場が作家だろうが, 安全保障の専門家だろうが, 独立総合研究所の所長だろうが, 国会議員だろうが, 私はあの人を応援し続けると思います.

という前提を長々と書いたのは, 今回私がKAZUYAさんが行った批判に概ね賛成だからです. 不要な誤解を招かないために言っておくと, 青山先生の人格や功績を尊敬しているが, 今回のKAZUYAさんの批判は基本的に当たっているし, 青山先生の言動の一部には疑問点を感じることがあるというスタンスです.

同じことを言うこと多いなとか, ニュース解説をしている時にも何かと自分のフィールドに持っていくなあとか(これはどのコメンテーターも基本的にそうなので青山先生だけが悪い訳ではない), やたらと自慢するなあとか, いやそれ嘘やろ笑 と思うことはこれまでの数年間で何度もありました. それこそKAZUYAさんが指摘した通り, 100m12秒の話とか…

ネットを見ていると, このKAZUYAさんの動画に対して反発する人もかなり多いですね.
いや金粉が体から出たとか鉄人自慢とかはネタだから! 話面白くするためにジョークで言ってるだけだから! 何本気にしてんだよ! みたいな…
まあ話を面白くするために言っているんだとしたら, あまり面白くはないから言わなくて良いのでは, と思います.
そしてKAZUYAさんの指摘する通り, そのような容易には信じ難い, ”すごすぎる’’話を何度もされると, 実務家として取り組んできたことや, 真剣にコメントしている内容までも, 疑うようになってしまいます. それこそ, 本人以外には事実の確証を得ることはできないので.

このようにして, 最近メタンハイドレートの話に関しても少し疑い深くなってきています.
メタンハイドレートに関する青山先生および青山先生の妻である青山千春博士の主張は
『海と女とメタンハイドレート ~青山千春博士ができるまで~』
を読むと良いと思います.
これに関して, 青山先生は, 大まかに言うと, 「メタンハイドレートの存在は明らか. 量も膨大. 取り出し方も分かっている. ただ経済産業省の既得権益で産業化, 生産ができない」と主張している訳です. 私はメタンハイドレートに関して経産省の担当の官僚の方と何度か話したことがあるのですが, 果たして青山先生の主張が全て正しいのかな…と迷ってしまったことは多かったです.

KAZUYAさんへの批判で全うだなと思ったのは, 関係各者への根回しを事前にしてから動画を公開すべきだろ, という内容のものです.
虎ノ門ニュースや和田さんのチャンネルなど, 支持層は結構被っていると思いますし, 何度か出演しているんだから, 居島一平さんや虎ノ門ファミリー()の人たちには事前に言っておいた方が良かったのでは, と思います.
そういう根回し的な部分は社会人の常識として. まあ本質的ではないので, 下らない常識だと思いますけどね, 人の感情なんてそんな上手くできている訳ではないですからね.

もう一つKAZUYAさんへの批判として, 「青山先生ほどの功績のある方を言論人気取りの若造が非難してんじゃねえ」と言う様な内容が多かったです.
この批判を数多く見て, やはり「日本の言論空間って幼稚だな」と思ってしまいました.
右だろうが左だろうが, ノンポリだろうが, 日本人はまともに議論できる人が少なすぎる.
ある人の言動や主張に関して, その内容を否定すると, その人自身を否定している, 人格を否定している, というおかしな流れになる人が多すぎる. そしてその人の人格を攻撃する.
実名を敢えて出さなかったことや言葉の選び方からも, KAZUYAさんが青山先生へのリスペクトをもって動画を作成したことは明らかだと思うんですが, 視野の狭い青山信者はそんなこと関係ない! とでも言うかの様にKAZAUYAさんの人格攻撃.
本当に青山先生のファンなら, 正しいことは正しい, 改めて欲しいことは改めてと諫言するのが筋では. というかそれこそ青山先生が重んじている「武士道」の本質的な部分です.
そんなこんなで, 日本の言論空間が終わっていることを改めて実感した悲しいきっかけになりました.

悲しいと言えば, 青山先生の様な尊敬する人の言動の一部を否定しなくてはいけなかったことは, 本当に悲しいなと思います.
私事ですが, 先日私も色々とお世話になっていた師の様な存在だった方と袂を分かつことになり, とても悲しい気分になりました. 仕事はできるし, その人から教わったことはたくさんあるけど, その人のパーソナルなところに拒否反応が起きてしまった. もう一緒には居られない, というか居たくないなですし, どうしようもできない問題かなと思います.
今回の一件は, 自分の出来事と重ねてしまうこともあり, 二重に苦しくなりました.
ですが記念すべき最初の投稿に, どの様な形であれ尊敬する青山先生のことを書けたことは非常に光栄だと思っています.
そんな色々と複雑なサンデーブルーです.
明日からまた仕事頑張りましょう!
今後も精力的にポストしていくので, どうぞよろしくお願いいたします.