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ミャンマー国軍って何がしたいんや!?

ミャンマー国軍って何がしたいんや!?

 こんばんは, シンです.
大変ご無沙汰しております.
ここのところ社会の歯車と化しており, 中々時間を作れずにおりました.
明日は休みを取りましたので, 久々の仕事やミャンマー関連が理由ではない夜更かしができる機会を活かしてポストしたいと思います.

 まず最近思っていることなのですが, URLがスッキリして良いという理由だけで, ここ最近のポストは全てアルファベットのタイトルをつけていたのですが, 読者の方のほとんどが日本語話者であり, 検索のほとんどが日本語で行われているという現状を踏まえてタイトルは日本語に戻します笑
URLは別に短縮すれば良いので…
タイトル繋がりで内容に入っていく前に, このような状況で息苦しさを感じている人, 後ろ向きになってしまっている人, 人を傷つけてしまい自己嫌悪に陥ってしまっている人たちに清木場俊介の「今。」という唄を聴いて欲しいです.
世に良く聞くJASRAC関係の大人の事情でショート版しかYoutubeには上がっておらず, CD音源の方が100倍良いですが, 少しは元気が出るはずです.

https://www.youtube.com/watch?v=yix1_pK1HLc

 さてミャンマー情勢について語っていきます.
どうして今回のクーデター(戦略学的にはクーデターは正しい単語ではありませんが, 便宜上クーデターと呼びます)がなぜ起きたのか, 他の外国勢力の関与は?という点をスッキリ解説してくれている論文が日本語で発表されたのでシェアしますね.
日本におけるミャンマーの政治経済の研究者としては3本の指に入るであろう中西嘉宏先生が6ページでスッキリまとめて下さっています.
簡単に要約すると
①クーデターのきっかけは「国内権力闘争の帰結」
②軍が国内で既得権益を減らしたくなかった, 裏で中国が手を引いているというのはあまり考えられない
③Z世代の抵抗が激しく, 国際社会の目は厳しい
④日本政府はもっと積極的役割を演じよ

というところですね.
この論文や他で入手した情報を元に個々の項目について語っていくのは次回以降に譲りたいと思います.

 さて話は移り先日, 最大都市のヤンゴンから車で1時間ちょっと行ける古都バゴー(Bago)で大規模な弾圧が起きましたね.
およそ80人以上が国軍によって殺害されたとされております.
私が現地で民主化の活動をしている友人から聞いている限りだと, 公式に発表されている人数に加えて何人もの方が亡くなっており, 100人以上はいっているというのが彼らの間では常識となっているみたいです.
バゴーは立地としてはヤンゴンから遠くはないので分からなくはないですが, 他にもかなり田舎なところでかなりの人々が殺されております.
元々ロヒンギャとかなんとか欧米諸国から言われる前から, 国軍と少数民族は何十年も紛争を繰り返しており, その戦闘が純粋に継続している地域もあるのですが, 今回のCDM (Civil Disobedience Movement) を抑え込むために, なんでこんな場所で!?という事件がいくつもあります.
詳しい人から聞いた話ですが, どうやら各地域に市民のCDMを支援している資産家の人たちが各地におり, その資産家の周りに集まっている人たちを一掃する目的でそのような弾圧を行っているようです.
本当に流れてくる動画なんかを見ていても, 国民の命を守るための軍が国民の命をいとも簡単に奪う姿を見るのは非常に辛いものがあります.
そのような動画を直接的にアップするのは悲惨な生々しいものに慣れていない日本人には厳しいと思ったので, アートにして抵抗の意志を表しているYangon.designというイケている人のことを紹介しようと思ったのですが, どうやらバンされてしまったみたいですね…

 現在日本国内でどのように認知を広げていけば良いのだろうか…と日々考えているのですが, 中々難しいものがありますね. AIDMAの法則でいくと, もちろん認知も足りていないのですが, その先のどの段階も足りていないんですよね…

https://torteo.jp/media/atcl-6379/
いやむしろ今でもちょこちょこ報道はされているので, Attentionのところはある程度クリアと看做すべきでしょうか.
Interestを得る工程以降の工夫, Attentionからの繋ぎを考えることに注力すべきなんですかね…
http://www.tosei-sha.jp/TOSEI-NEW-HP/html/EXHIBITIONS/j_2104_kameyama.html
亀山仁さんが中野でやっている写真展, 「日常のミャンマー」です.
先月池袋で在日ミャンマー人が行っていたデモンストレーションの一幕

様々なイベントに顔を出したり, 自分自身色々考えてみて少し分かってきたのは, 「ポップさ」というものが少しキーワードになる気がしています.
自分との共通点と言い換えても良いかも知れません.
上記の亀山さんの写真展について言えば, 写真好きという共通点, 下の写真で言うと, 劇好きという共通点から, 今ミャンマーで起こっている悲劇について, ミャンマー人の心の中で起きている負の感情変化を少し自分事化してもらえないかなと模索しております.

 さて, 日本国内での認知活動については, これからも精進していくということで, 最後にタイトル回収を徐々にしていきます. 結論から言うと回収はしきれません笑
前述の通り, 国軍がクーデターを起こしたきっかけは少し見えてきました.
ミャンマーの国をどう作っていくかと言う, NLDとの権力闘争だと.
そして来週24日にジャカルタで開かれるASEANサミットに, 国軍トップのミンアウンフライン司令官が出席することが発表されました.
クーデターから2ヶ月経ち, 市民の大半が抵抗をやめない, 欧米諸国をはじめとして, 日本やASEANを含む国際社会からは厳しい視線を注がれていると言う現状を踏まえて, また国軍と仲の良い中国がスーチー政権ともしっかりと連携の道筋をつけていたと言う事実が明らかになっていることを受けて, ここで対外的に何を求めているかということはある程度分かってくるのではと思っております.
クーデター後かなり積極的に動いているシンガポールの外相が, 現在のミャンマーの状態に対してASEANが果たすべき役割は大きいと述べておりますので, そこそこ期待したいと思います.
ASEAN憲章の内政不干渉の原則と, 全会一致と言う不完全性, 中国寄りのラオスやカンボジア等の国の存在を踏まえると, 何ができるのかという気持ちにはなってしまいますが…
ただ今はそんな小さな希望にも期待を乗せてしまうほど藁をも掴む状況ですので…
渚カヲル君の「希望は残っているよ, どんな時にもね」と言う言葉を信じましょう.
ミャンマーの暦では新年を迎えたばかりの夜に, 祈ります.

KIRIN and Myanmar

KIRIN and Myanmar

 皆さんこんばんは, シンです.
一昨日は地震大変でしたね. 10年前を思い出しました.
私は奇しくも10年前の震災時と同じ友人の家におり, 少し当時のトラウマを思い出しました.
幸い, 福島にいる仲間も体は無事だった様で, とりあえずは一安心です(職場は物が落ちて大変そうでしたが).
今のところ大きな余震は来ていない様ですが, 少しキナ臭い感じもするので, 念のため備えていましょう.
さあ今回もミャンマーについて語りたいと思います.
前回はクーデターの概要とその戦術的な話に絞って語ってきました.
今回は, 色々また分かってきた情報を元に, ミャンマーの国際関係的な今後の展望と日本の姿勢について述べていきます.

 まずはミャンマーの国際関係的な現状を話します.
アメリカのバイデン政権はミャンマー政府やその要人, また軍関係の企業に制裁を加えることを発表しており, EU諸国も基本的にそれに従う格好となっています.
ただこれは単純にアメリカ国内の資産を凍結したり, 輸出規制をかけるといった限定的なものなので, その実効性も限定的でしょう. ポージングの意味が強いです.
また日本を含むG7としても今回のクーデターへの批判を公式に発表しています.
それに対して中国は公には今回のクーデターに対して厳しい批判はしておらず, “平和的に解決することを願っています”という抑制的な態度を貫いています.
これは, 軍を支援するということを表立って発表してしまうと国際社会から総スカンを食らうだけでなく, ただでさえ中国嫌い率が異常に高いミャンマーの国民感情に更なる油を注いでしまうため, 大したことは言わない様に我慢しているというのが実態と思われます.
前回ポストでは, これまで中国との外国関係のみを実質的に重視してきた軍部の歴史的な姿勢と, 2017年以降のロヒンギャ問題を機に投資額を減らしてきたバカタレ欧米社会, そしてそこに更につけ込んできた中国の話をしました.
つまりこのまま軍政が続くことは, 西側社会からの投資減少, 中国からの投資増加および中国の属国化への道を辿ることを端的に意味します.
それにしても, もうここ数年ずっと思っているのですが, 欧米のアジア政策って, なんでこんなに音痴というかトンチンカンなんでしょうか.
欧米社会がこのままミャンマーが軍政を続ける限り投資をしない!という姿勢を貫くことで, 力の空白に中国が付け入る隙を与えるだけであることがまだ理解できていない様です.
地政学的にミャンマーが中国に取り込まれることのヤバさは以前のポストでも述べましたが, 中国がインド洋を通らず, またマラッカ海峡という地政学上のチョークポイントを通らずにアジアの海の覇権を握る手立てを与えてしまうのです.
そして実際に2017年に雲南省とミャンマー北部の国境を接している部分の資源パイプラインは完成し, 実質的に中国一帯一路の実現に大いなる貢献をしています.

https://www.mof.go.jp/pri/research/conference/fy2019/asean2019_01_001.pdf

このパイプラインの何がヤバいかというと, 中央政府のあるネーピードーや最大都市ヤンゴンは避け, 中央政府とケンカをしていて簡単には手を出せない少数民族の自治政府の管理下を上手く通っている点なんですよね.
もちろん今回のケースは歴史的な関係性が深く関わっているので一概には言えませんが, 中央との関係性が上手くいっていない時に自治体レベルにアプローチするのは中国共産党の常套手段です.
実際ミャンマーの国民達も, その様な軍と中国の関係性を知っているため, デモの中で軍に対してだけでなく中国に対しての批判も数多く行っています.
そして裏に中国がいると気づいている国民は, 徐々に香港やタイなどの若者活動家たちと結託し始めています.
香港が中国共産党によって締め上げられてしまったことは周知だと思いますが, タイでも中国共産党の後押しする軍に抵抗する動きが活発化しており, その中国がバックにいる強硬的な組織に対する活動家たちで国際的な連携を取っている様です.
また東南アジア全体としても, やっとかよと思うのですが, 中国に対する信頼感情が落ち, 米国と日本に対する信頼度が上がっているという報告も出ています.
この動きには僅かながら期待を寄せておきましょう.

 さあここで, 日本について述べていきます.
結論から言うと, 日本勢が取るべき姿勢は, この断絶した欧米系(≒NLD, スーチーさん)と中国系(≒軍)の間を取り持ちつつ徐々に自由化, 民主化に導いていくことです.
これは, 欧米系にも中国にも, 一般のミャンマー国民にもできない, 日本にしかできないであろう大変な仕事です.
と言うのも, 日本は世界でも唯一と言って良いほど, 軍とNLD側どちらにもパイプのある国だからです.
もちろんスーチー氏側のNLDが政権を握ってからも投資を活発化させており, 2017年のロヒンギャ問題が起きミャンマー政府が欧米社会から袋叩きに遭った際にも, 継続して日本政府はある程度の理解を示してきました.
もはや中国にも欧米にもできない役割を, 日本は担うことができるのです(実はこのメッセージはロヒンギャ以降ずっとミャンマー政府が出していたヘルプメッセージでもありました).

https://www.mod.go.jp/j/approach/exchange/area/2017/20170804_mmr-j.html

ミンアウンフライン司令官も当時の安倍総理を表敬訪問しています.
そう言えば先週, キリンホールディングスがミャンマー現地企業との合弁を解消することを発表しましたね.
この是非は, 正直なところ微妙です.
長期的に見れば, まあ民主化を応援すると言うことで良いのですが, 軍と関係のある企業全てを潰すという流れになってしまうと, あまりに劇薬で恐らく一番困るのはミャンマー国民です.
ちなみにキリンとしては, ミャンマーから完全に撤退するわけではなく, 新しい合弁先を探す様です.
ただ, この様に軍を完全に敵に回す形になってしまうと, ミャンマー国内で生き残っていけるのか不安です.
ミャンマーで国軍と上手くやらないというのは本当にかなり致命的なのです.
キリンの合弁ビールはミャンマー国内でビールの8割のシェアを持っており, 私が好きなミャンマービール(Myanmar Beer), ダゴンビール(Dagon Beer), マンダレービール(Mandalay Beer)も全て今後飲めなくなってしまうのでしょうか…
そう言えば現在, ミャンマー人の間ではこの様に軍に関係のある製品の不買活動が盛んになっており, 上記のビールも誰も飲んでいない様です.
そして実際に売り上げもガタッと落ちている.
週末に都内のミャンマー料理屋でミャンマービールを頼んだところ, 店員さんにも隣のお客さんにも少し怒られました笑
今は皆さんアサヒビールを飲んでいる様です.

こちらが問題となったミャンマービールです. 薄くてとても飲みやすいんですよね.

欧米社会は日本の今回の動きに姿勢に対してめちゃくちゃ落胆しており, アメリカ系メディアもヨーロッパ系メディアも日本を批判的に見ているのですが, 中国も日本のことを欧米寄りだー!とかなり批判しているので, 逆に日本の動きをかなり警戒しているのでしょう笑

 今回のクーデターが起きた遠因の一つとして, スーチー氏側のNLDとミンアウンフライン司令官などを中心とする国軍の主流派の人たちの間の関係性が断絶してしまったことが挙げられています.
これまでは前大統領のテインセイン氏などの軍の改革派の人たちがその調整役を担っていたのですが, 2015年選挙でそういった人たちが軒並み落選してしまったんですよね.
なので, この断絶状態を克服し, お互いの対話を調整していくことが日本政府には求められているのです.
タイの状況なんかを見ていると国軍の支配は長く続くのではないかと心配になる方もいるとは思いますが, これまで2011年以降権力移譲に積極的だった国軍の姿勢も鑑みて, 少しオプティミスティックに状況を見ていきます.
現在国軍は, 再選挙と権力移譲を約束しているので(まあこれが国軍の大いなる影響下にある状態で行われたらブチ切れますが), 一旦はそれを少し信じてみようと思います.

COUP D’ÉTAT

COUP D’ÉTAT

 こんばんは, シンです.
大変ご無沙汰しております.
プライベートの方で大変で, また暫く時間が経ってしまいました.
まだまだプライベートの方も落ち着きませんが, 書かないわけにはいかない大変な大事件が起きてしまったので書きます.
ズバリ今回は, 昨日未明に起きたミャンマーのクーデターについてです.
まず1. 概要 について, その後2. 簡単な解説をしていきたいと思います.

 まず1. 概要について.
今回の事件は, まず正確に言うとクーデターではありません.
別に大差はないのですが, 一応国際関係学および地政学などに関わる人間として, そこは明確にしておきたいと思います. 英語, もしくはスペイン語ではpronunciamentoと言います(日本語で何と呼ぶかは知りません).
世界三大戦略家の一人かつ, 世界唯一と言って良いであろうクーデター研究者のエドワード・ルトワック(Edward N Luttwak)氏もTwitter上でそのように述べています.

クーデターと言えるほど計画性があり賢いものではなく, 単に軍隊が議会などに侵攻しただけのぬるいもんだと言うのが氏の考えでしょうか. ※この点, 後で加筆・修正します
この細かい話は置いておいて, ことのあらましを簡単に書きます.
簡潔に書くと, 昨日2/1の早朝にミャンマーの軍隊が国家顧問のアウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi) 氏やウーウィンミン (U Wint Myint) 大統領などをはじめとした政府側の要人を取り押さえ, 権力を掌握したということです.
これに伴い1年間の緊急事態宣言が発令されており, 副大統領のユーミンスウェ(U Myint Swe)氏が一旦大統領として君臨するらしいですが, 実質的には軍トップのミンアウンフライン(Mint Aung Hlaing)氏が握ります.
報道を見る限り民間人に死傷者が出ているという話はまだ出ていないですが, 首都ネピドーや中心都市ヤンゴン(ラングーン) では軍が道路を封鎖し, 議会なども抑えているようです.
また夜8時以降の外出を禁止したと, MRTVという国営テレビを通じて伝えた様です.
本来MRTVは国営テレビであり軍とは一線を画しているものでしたが, 現在では軍の持っているMWDと同じ内容を報じている様です.
ちなみに現在は国営テレビ以外の民放は見られなくなっている様です.
一時はネットワークも使えなかった様ですが, 現在は復旧しています.
https://www.mmtimes.com/news/myanmar-announces-state-emergency.html
https://www.bbc.com/news/world-asia-55882489
(一部現地の友人情報)

 次に2. 簡単な解説をします.
なぜ起きたのか, なぜこのタイミングなのか, 何がしたかったのか, このクーデターの評価について語っていきます.
経緯は簡単で, 昨年11月8日に行われた総選挙において, アウンサンスーチー氏が実質的に率いるNLDという政党が約8割もの得票を得たわけですが, それに対して軍はかねてより不正を主張しておりました. そして残念ながら彼ら軍の主張は既に選挙管理委員会によって却下されています.
アメリカ大統領選におけるトランプ陣営と似ており, 彼らは正式な司法の場において決定的な証拠を提示できなかったわけですが, それでもあいも変わらず不正を主張し続けていたわけです.
その不正選挙を主張していた急先鋒が新しく大統領に就任したウーミンスウェ氏であり, 元副大統領です.
彼は元々軍の高官であり, 軍の後押しによりスーチー政権でも副大統領の座に就いた人です.
https://www.irrawaddy.com/news/burma/myanmar-military-seizes-power.html
そしてタイミングも簡単で, ちょうど昨日2月1日が新しい会期初日だったからです.
ここで何もしないで2月1日を迎えるということは, 実質的に選挙結果を認め敗北宣言をしたに等しかったわけです(実際に敗北したんですが, トランプ陣営のQアノンやクラーケン信奉者達の様に, 事実や理論などは通じません笑).

 しかしながら軍がこのクーデターを起こした理由は何だと聞かれると, 正直「分からない」というのが本音です.
上記の様な事情により, 彼らにとって喜ばしくない状況であったことはご理解いただけたかと思いますが, わざわざクーデターを起こす必要があったのか, クーデターを起こして何を実現したかったのかは微妙です.
というのも, 2008年に施行された憲法によれば, どれほどNLDが人気を博しても軍は25%の議席は担保されているからです. そして憲法改正には75%の賛成票が必要であり, 軍の中から造反が出なければ憲法改正などできません.
実際2015年にも選挙がありNLDが大勝しましたが, 一応NLDは法を遵守する意識があるので, しっかり25%の議席は軍が持っておりました.
NHKのバンコク支局の人が, ロヒンギャ問題で海外からの投資が滞っていることに軍が見切りをつけたと言っていましたが, 全然納得できません笑 彼は本当に軍と中国の関係, 西側諸国とNLDが歩んできた民主化の歴史を知っているのだろうか…
BBCではそれでも驚きとして捉えているとは結んでいるものの, 国の父たる軍が選挙でここまで大敗するとは思っておらず, 恥をかいた軍が躍起になってクーデターを起こしたと解説しています. いや, そんなことでこんな国民をますます敵に回す行動を起こすだろうか…
戦前の日本で起きた2. 26事件も似た様なクーデターですが, 今回の件と決定的に違うのはしっかり軍のトップの人たちが先導している形になっていることです.
一般的に軍のトップの人たちは実際の戦場の凄惨さを理解しており, また賢い人たちなので感情に流された非戦略的かつ過激な行動は慎む傾向にあるというのが世界の常識です.
ということで, 正直あまりしっかりとした理由は分からないというのが現状です.

さあ次にこのクーデターを戦略的, 戦術的な観点から評価してみます. ※この章は後に加筆・修正します.
まず戦略的に言うと, 彼らのモチベーションが分からないので, はっきりしません.
明らかになっている情報だけを元にしている限りは, 今回クーデターを起こしたこと自体が戦略で負けているので軍になっているプラス要素はありません.
具体的には, 国家のシンボル的存在であるスーチー氏を捉えたこと, 国民に多大なる迷惑をかけていること, そして憲法が改正される恐れが低いということが挙げられます.
少し陰謀論チックな仮説に基づいた戦略の考察は, 次項に譲りたいと思います.
戦術的には, 冒頭でも述べた通りこれは学術的にクーデターではなく, pronunciamentoと呼びます.
これは聴き慣れないものかとは思いますが, 90年代に南米で起きた物が近く, 軍全体が国家権力を奪うことを指します.2014年にタイで起きたものもこのpronunciamentoに入ります.
クーデターは2.26事件や2016年のトルコで起きたものがクーデター未遂と呼ばれるもので, イメージしやすいかと思います.
こちらは軍全体ではなく, 軍の中の一部が反乱を起こし, トップだけを代えて基本的な国家の運営組織や方法などは変えない物を指します.
ちなみにクーデターが成功し, 彼らの実現したい何かしらが達成できる可能性が低いですが, 今後の進み方次第では案外統治を長引かせることはできるかなと思っています.
現状のショボいところは, ここまで国民を敵に回している事実, 情報統制が甘い, 国家のシンボルたるシュウェダゴンパゴダを占拠していないこと(報道を見る限り)などが挙げられます.
逆に現状で優れているところは, 空港を封鎖し占拠していること, スーチー氏を捕らえていることなどでしょうか.
今後はSNSを禁止にし, 今やっている通りの国営テレビのみを続けること, 中国の全面的な支援を受けること, シュウェダゴンパゴダを占拠し, スーチー氏に軍による統治を認めさせることができれば, 案外成功する可能性はあるかと思って見ております.
簡単にそれぞれ解説すると, 国家のシンボルを陥すことは国民の心を挫くのに有効です. 空港を封鎖することは敵対的な外国勢力(ここでは主に西側諸国)の排除に有効です. 情報統制の効果はお隣の中国をご覧頂ければ明らかです.
案外西側諸国を中心とした国際社会からのバッシングおよびFDI(対外直接投資) の減少は大きな影響を与えないかなと思っています. もちろん国民生活の水準と国民感情は悪化するでしょうが, 何十年にも渡って西側諸国と断絶し中国とのみ非常に仲良くしてきたのが軍です. また経済発展は民度を上げてしまうので, 国民が貧しい方が軍としては打倒の対象にならなくて良いのです.
クーデターの技術的な話については, 前述のルトワック氏のクーデター入門を是非お読み頂ければと思います.

※追記(2021. 02.24) クーデターの戦術的な部分に明らかな認識違いがあったので, 加筆・修正しました.

さあここまで見てきた様に, まだ何が起きているのか, 何がしたいのかははっきり分かりませんが, しっかりと続報も注視していきたいと思います.
日本人にとっても決して他人事ではありません.
このまま軍の統治が続くことは, 前述の通りミャンマーがますます中国に飲み込まれる可能性が高く, またお互いに接近するだけのモチベーションがあります.
一般論として私は独裁が100%悪で民主主義が完璧だなどのナイーブなことを言うつもりはありませんが, 今回はミャンマー国民のほとんどが反対しているという点で, 精神的にはミャンマーの民主化を後押ししていくべきでしょう.
ただ, そのプロセスの点では様々歴史的な背景などがあり, 完全にNLDのみを支援すれば良いというわけではありません.
この支援のプロセスについては次項で詳しく書きたいと思っていますが, まずは私の以前のポストをご参照頂ければと思います.

 最後に, ミャンマーの自由と民主化を祈念して結ばせていただきます.
また次のポストでこの話題について取り上げていきます.
#justiceformyanmar
#save_myanmar

こちらの画像は最近若者を中心に回っている画像です.
“積極的”何もしない主義

“積極的”何もしない主義

 こんばんは, シンです.
GWに廃人の様な生活を謳歌していた私としては, この最高な生活が終わってしまって大変辛い思いをしております.
普段は非常にアクティブに生きていたいのですが, 今は久しぶりにこんなに合法的にインドアでいられるので, これはこれで楽しむべきかなと思っています.
本当は, 選択肢のある中で廃人をするのが一番心地よいのですが…

 さて, 今回は「“積極的”何もしない主義」について語ります.
これは昨年末に書いた「Coldplayとオリエンタリズム」という記事と並んで, 将来的に論文を書きたいなと思っているタイトルです(皆さん取らないで下さいね笑).
さて, このタイトルについて,
①このタイトルを書くに至ったきっかけ
②日本的なあなあさ
③実質何もやっていないのにやってる感だけ出すやつ

という3段階でお送りしようと思います.

 まず①の, 「このタイトルについて書くに至ったきっかけ」を書きます.
一つはプライベート的な友人との会話でした.
友人も私も, ちょっと前に人間関係で似たような悩みを共有していまして, 電話で相談をしておりました.
お互い現状をどうにかしたいと思っている→しかしながらコロナというどうにも身動きが取りづらい状況にある→相手の出方をもう少し見極める時間が必要→正しく解決したいからこそ, 今は敢えて何もしない.
という結論に至りました.
思い立ったらGOの私ですが, また今回も今は何もしないという決断をしてしまいました…最近こういうことが増えたな…
(↓そう言えば, 敢えてGOしない, STAYしようという結論を出した際のことも以前ポストしていたので, ご興味あれば.)
https://sh1nk1ba.com/2019/11/28/should-i-stay-or-should-i-go/
これは②の日本的なあなあさに続けます.
念のため先に言っておくと, これは必ずしも悪いわけではない!と私は思っています. 詳しくは後述します.

さあもう一つのきっかけは, 仕事に関してです!
私は, 基本仕事は好きなんですが, ここ最近は仕事しているフリをさせられる組織論のクソみたいな時間が多かったので少し仕事が嫌になっていました.
そこそこやることはあったのですが海外事業ですから必然的にある程度仕事が減るのは仕方ないことだと思うのです.
それなのに, 組織内部的に, 「俺たちは仕事やってるぞー!」というアピールをするためだけに, 謎のリストとかを何個も作成しています.
本末転倒というか, 誰を見て仕事をしているんだ, と馬鹿馬鹿しくなってきます笑
要は, 仕事してる風をしている訳です.
この実際には何もしていないのに, やってる感を出していく, というのは③に続いて行きます.

 次に, ②の「日本的なあなあさに」ついて語ります.
前述の通り, 敢えて何もしない!という決断をした際にふと思い出したことがあります.
それは, 以前経産省の官僚と今後のエネルギーミックスについて語っていた時のことです.
ちょうど数年前から, アメリカを中心にかなり急進的なくらい, グリーンボンドだ!ゼロエミッションだ!カーボンフリーだ!という流れが出て来ましたよね.
また日本に特有の問題もあります.
福島第一原発の事故を受けて, 日本の原子力政策をどうするのかという問題と, FIT制度というクソ政策をどうするんだという問題です.
これらの問題を抱えた中で, 今後の日本のエネルギーミックスどうすんねん?
と言う議論をしていた訳です.
※FIT制度とは, 再生可能エネルギーの活用に取り組んだ企業に対して政府が補助金をたんまりくれる制度であり, 2010年度初頭に始まりました.
結局年間2.4兆円もの財政負担を国民に強いることとなり, また補助金をもらえるから, 自分達でマネタイズのためにコストカットとか頑張らなくて良いや!という企業のなあなあとした企業体質を生んでしまいました.
良かれと思って支援した結果, 企業が体質改善をしないというモラルハザードを起こしてしまったという, パラドキシカルロジックの典型例となってしまいました. アメリカのリバタリアン達からしたら, 真っ先に叩きたくなる様な政策ですね.
ちなみにこのFIT制度は昨年から徐々に削減される方針です. 当然だ.
詳しくは長ったらしいエネルギー白書をご覧ください笑
結局アメリカでなぜこの様なグリーンボンドの流れが進んだかと言うと, メリルリンチの様な巨大投資期間が動き出したからなわけです.
デカい金が動くから, 環境に優しいことしないと!と言う極めて健全な資本主義の流れです.
(↓ちなみにこれが現在, 経産省が掲げる現在と将来のエネルギーミックスです)

これを見てすぐ分かると思うんですけど, 「え, 再エネ少なすぎじゃね!?」ってことですよね.

まあ日本国内でも昨年くらいから突然(というかやっと)再エネ増やさないと流石にヤバくね?という風潮が出てきたので, ちょっとは変更になるかも知れないですけど, 世界の先進国との足並みは揃っていない状況です.
METIの人に聞いたところ, 概ねどの事業者にも生活がある, 原子力はベースロード電源だから簡単には変えられない, 再エネは金がかかる等の理由から, ドラスティックに変えることはできないんだとか.
だから, 「敢えてあんまり変えない政策にするんだ!」とのことでした.
まあエネルギーという人間の生活に深く関わるインフラのため, 破綻させるのがまずいことは分かりますが, 悠長だなとは思いました.
一応肩を持っておくと, 火力発電でも, 低炭素石炭やクリーンディーゼルの様な工夫もしているみたいではあります.
でも世界の投資家の流れに置いていかれないか, 依然として危機感は禁じ得ないので, 注視していく必要があるでしょう.

 今回の日本政府の一連のコロナ対策でも分かりましたが, 我々の敵は安倍政権でも野党でも, どこかの事業者でもなく, 「日本的なあなあさ」なんだなと思いました.
日本のこの中途半端なコロナ対策で, 各国に比べて感染者数が少ないのは, 明らかに元々の衛生観念の違いが大きく, 100歩譲っても政府のお陰とかではない笑
数年前に話題になったリーガルハイというドラマで堺雅人演じる古美門先生が法廷で語っていた, いじめの正体の「空気」というものに通じるところがあります.
正しいと分かっていても, 周りに合わせなきゃいけない, ドラスティックなことができない, そんな空気感が日本にはあると思うんです.
どこか他力本願というか他人事みたいな感覚, 誰かがやるでしょ, 周りから叩かれたくない, デカいことやって失敗したくない, そんな空気がありますよね.
この空気の大きさ, それ故のなあなあさを感じました.
霞ヶ関の中では経産省はイケイケ集団と目されており, また他の省庁からかなり嫌われているんですが, 流石に資源エネルギー庁だけはそうもいかないみたいです.

この「空気」という魔物の大きさは強大です.
https://www.youtube.com/watch?v=oEYeh0tU1vo

 さあ次は逆に③の「実質何もやっていないのにやってる感だけ出すやつ」について語ってみようと思います.
まずは最近話題のニューヨーク州知事のAndrew Cuomo氏について.
彼は毎日の様にメディアの前に出て, 非常に多くの情報を語っています.
何人出たか, なぜ感染したか, これからどうすれば良いかなど…
それ自体は素晴らしいと思います.
以前のポストでも書いた通り, この様な状況に於いては, リーダーが出てきてくれるだけで安心しますからね.
現在の日本で言えば吉村大阪府知事みたいなイメージですかね.
大阪と違って, このクオモ州知事が駄目なのは, 「やってないから」ですね.
大阪が独自に色々やっているのは皆さんも日々ニュースで観ていると思うのですが, このNY州知事は, やってる感や寄り添ってる感をめっちゃ出す割に結果が出ていない…。
カリフォルニアやワシントンなどと比べてNYがかなり悲惨な状況になっていることは皆さんもよくご存知でしょう.
クオモ氏は, 初動を明らかに間違ってしまったんですね.
3月に不要なビジネスを閉めさせるのを怠っていた….。
それを結構他の人にしているのが, なんとも滑稽です.
(もちろんNYはカリフォルニアと比べて気候も寒く, また自動車社会のカリフォルニアに比べて鉄道社会であることもかなり影響しているとは思うので, 全てがクオモさんのせいではないですけど)
ですがこの人, すごい人気なんですよ.
アメリカではこういう口が上手いリーダーが受けるのかな, 自分の非は認めずに, やってる感出していく人.
グレタさんが欧米でかなり受けているのも, あのアピール力のある話し方のおかげなのでしょうか.
日本とは根本的に求められているリーダー感が違い, だからこそ教育にもかなり違いが出てきている様な気がします.
欧米ではこのレトリックをかなり小さい頃から習うのに対して, 日本では人前での発言の仕方や, 巧妙なレトリックとかは習わないですよね.

 日本では, リーダーシップ像としては東洋的影響の方が強く, いわゆる不言実行の人が多い印象です(だからこそ外交では他国のプロパガンダ攻勢に負けるんだろう).
論語の一説に「巧言令色鮮し仁」という言葉がある通り, 欧米に比べたら口だけの奴をむしろ嫌う傾向にある様です.
大阪府知事はちゃんとやっているからよし.
小池都知事はどちらかと言うと欧米っぽいスタイルですね.
「劇場」を作って, ◯◯と戦っているイメージを作り出すことで, やってる感を出しています.
現在で言うと主に安倍総理を中心とした中央政府と戦っている, と言うか政府に働きかけているイメージを作っていますよね.
小池さんが何をしたんだと言う話は, 今回は割愛します.
ちなみに有本香さんというジャーナリストの方は, 少し個人的な恨でもあるんではないかと思うくらい, 就任当初から小池劇場をずっと糾弾しています.
まあ結局, アピールとかは別にどっちでも良いから, 仕事してくれって話ですね.
リーダーって難しいですね.


無責任体質の日本

無責任体質の日本

 こんばんは, シンです.
ついに, この話題に切り込むことになりました.
コロナウイルス関連で, 私が最も書きたかった話題です.
感染者数が何人になったとか, 医療関係者が何を言っているとか, 中国が如何にしてプロパガンダを続けいているとか, 正直私にとっては二の次で, 一番語りたかったのはこれです.
というのも, この問題で最も本質的な問題がこれだと思うのです.
色々と調べ物が多く, これを書くのは骨が折れるので避けてきたのですが, 今週たまたま自分の仕事で無責任な人間の無責任な言動にイラっとしすぎて, ついに書く気になりました.
普段人にあまり期待していないので, 誰かの言動に腹が立つこともないのですが, 今回この様な状況になってまで, 責任のなすりつけ合いをする人々を見て流石にイラっとしまくりました. ある意味怪我の巧妙です笑
今回の内容を一言で表すと, ほったらかしにした憲法と財務省のせいで日本が滅びるぞ!です.

 まず一旦遠回りをします.
https://time.com/5818228/japan-coronavirus-response/
これは英国の名門TIME誌に掲載された有名な国際政治学者, Ian Bremmer(イアン・ブレマー)氏が寄稿された記事です.
この方は日本のNewspicksにもプロピッカーとしてコメントされているので, ご存知の方も多いのではないでしょうか.
氏が色々なところでコメントをしている内容を踏まえてこの記事を簡単に解説すると, 日本には既に第二波が来ているぞ!経済がヤバい中でどうやって抑え込むんだ日本!という様な内容です.
タイトルが「日本が世界に教えてくれること」って感じなんですが, 結局日本が世界に教えてくれることは明言してくれていません笑
ただこの記事にある”Japanese law won’t permit the kind of lockdown we’ve seen in China. “という部分は非常に重要です.
そう, 日本では外国で行われている様な本格的なロックダウン, 非常事態宣言が, 法的にできないのです!!
一応先月施行された「新型インフルエンザ等対策特別措置法」には非常事態宣言という言葉は出てくるものの, 正直言ってグローバルスタンダードから見て, 日本の非常事態宣言なんて, 非常事態宣言なんて呼べる代物ではありません.
それもこれも全て, 憲法的な制約があるからです.

 現行の憲法の下では, 基本的に私権の制限ができません.
他国でやっている様に, 外出したら逮捕する!罰金をかける!フィリピンの様に射殺する!(これはマジかと笑ってしまいましたが笑) ということができません.

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000180797.html

基本的に, 憲法で保障されている国民の財産権や身体の自由, 経済活動の自由などを, 例えこの様な緊急事態でも, 中央政府も, 警察の様な国家権力も侵害することができません.
だから, 今って「要請」しかされていないですよね?
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=424AC0000000031#D
新たに制定された法律も, 基本的に国民に対して要請しかできないんですね.
電気・ガス・医療・建物の様なインフラに関わる事業所に対しては, 既存の法律との関係性で, 緊急で医療施設に使わせろ!とか電気・ガスを止めるなよ!とかできるのですが, 国民に対して直接的に強制力のあることはできません. 外出歩くなとか出勤するなとか, 営業停止しろとか…

※余談ですが, 災害対策基本法で決められている「応急公用負担」という規定で, 自然災害時には都道府県知事の一任で建物をぶっ壊して良いみたいな謎現象が起きるのですが, これに対して現政権に対して否定的な意見をお持ちの弁護士や憲法学者達が何も言わないのが気にかかります.
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=336AC0000000223#P
これは国交省の知人にもう少し詳しく聞く必要があるんですが, この状況なので機会を逃しています…

 ちなみにEU諸国では, 「European Convention on Human Rights (人権と基本的自由の保護のための条約)」というのがありまして, これの15条に, 緊急事態宣言時に一定の条件下で政府が私権を制限して良い旨が書かれています.
エストニアやルーマニアの様に, これに基づいて厳しい緊急事態宣言を発し, 国民の外出等を禁止している国もありますし, スペインやイタリアの様に, 独自に憲法に規定した通りに緊急事態宣言を発している国もあります.
こんなの, 古代ローマの時代からある概念なのに, なぜこの国にはないのでしょうか…
https://theconversation.com/state-of-emergency-how-different-countries-are-invoking-extra-powers-to-stop-the-coronavirus-134495

 昔読んだ記事で, 現行法で全て対応可能だから憲法改正する必要はない!という記事が数多く出され, 日弁連も公式に憲法改正して「緊急事態要項」を作ることに対して反対していましたが, 今の日本の現状を見れば, 無理だったことは明らかですね笑
https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/opinion/report/data/2017/opinion_170217_03.pdf
https://ironna.jp/article/3232?p=3
そもそも, 自民党が独自の憲法改正案に「緊急事態要項」を盛り込もうと思ったのは, 2011年の東日本大震災が起きた際に迅速に対応出来なかったことの反省の上にあるわけですが, 結局それを9年間も見て見ぬ振りして放っておいたからこの様になってしまったわけです. 今回も迅速に動けませんでした, 法的に無理なので.
もちろん自民党の改正案それ自体を入れなきゃいけないわけではなく, 実際に改正案にも国会への報告期限がないなどの欠陥があるわけなので, これを土台に改正議論すら行われなかったのが問題です.
https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/news/policy/130250_1.pdf
改正案の第9章にある, 第98, 99条が実際の文言なので, ご興味のある方は是非ご覧ください.

 無責任だ!安倍政権は何もやってくれていない!と散々過去のポストで私も言ってきましたが, ある程度は仕方ないんですね. 法的に無理なので.
さて, これは一義的には改正議論を進めなかった自民党政権のせいでもあり, また憲法改正に対して懐疑的な姿勢を崩さない公明党のせいでもあり, また国会を下らない議論の劇場にしてしまう野党のせいでもありますよね.
また本来この様な本質的なことを報道しなくてはいけないのに, 大したことないことを取り上げ続け, 国民に考える機会を与えなかった大手メディアのせいでもあります.
ただ, 与党を改正に踏み込ませなかったのも, アホな野党を支持し続けたのも, この様な低レベルなメディアを本気でオワコンにさせなかったのも, 全て我々国民ではありませんか??
ダメ与党もダメ野党も選んでいるのは我々国民ですし, メディアは国民の質の映し鏡なんて言いますし.
無責任な与党の存在, 無責任な野党の存在, 無責任なメディアやコメンテーターの存在, 無責任な政府の存在は全て, 無責任な国民の存在のせいですよ.
今の雰囲気は, 皆もっと協力なリーダーシップを求めていると思うんですね.
ではそれを政府にそのリーダーシップを発揮させる様な法的根拠を与える行動をしましたか?
確かに戦後に日本を徹底的に去勢国家にしたのは占領期のGHQですが, それを放っておいたのは, 紛れもない国民ですよね.
そんなんなので, 私の職場の周辺でも今週責任のなすりつけ合いも起きるだろうと, 落胆しました.

 財務省云々の話は過去ポストでも散々しているので, 今回は割愛します.
詳しくは以下をご参考にしていただければ幸いです.
https://sh1nk1ba.com/2020/04/02/%e5%b8%8c%e6%9c%9b%e3%81%ae%e6%8c%81%e3%81%a6%e3%81%aa%e3%81%84%e6%97%a5%e6%9c%ac%e7%b5%8c%e6%b8%88/
法的に営業停止命令もできない. 命令していないから, 営業自粛しているのは御社の勝手なご判断ですよね?だから補償なんてしませんよ, 救済措置なんてありませんよ. というディストピアが容易に想像できてしまい, 非常に怖いです.
この国は, いつになったらまともな国になるのだろうか…

マスク

 お疲れ様です, シンです.
テレワークで体力が有り余っており, ほぼ毎日ジョギングと筋トレをしています. したがって, 逆に結構疲れています笑
外で人と接触しない限り特に外出しても問題ないと思っているので(一応政府発表でもジョギングは問題ないと言っていましたし), そろそろ屋外のバスケットコートで一人でシュート練習でもしようか画策中です.

さあ今回は3点お送りします.
1. HondaのCIVICについて
2. 日本でのマスク騒動について
3. 結局マスクは着けるべきなのか?について
です!

 さて, それでは1つめから.
2からは基本的に暗い話になるので, 一旦心温まる話題を!と思い, このCIVICの話題を持ってきました.
まずはカッコいい映像を貼ります.

https://www.honda.co.jp/CIVICEVA/
なんとホンダの稼ぎ頭CIVICと, 私の好きなエヴァンゲリオンがコラボしております.
後ろの二本のマフラーがなんともカッコいいです.
ルーフも開くみたいですが, このハッチバック型の車の中でも最高峰にカッコいいと思います.
どうかエヴァンゲリオンまで, コロナのせいで公開延期にならないことを祈るばかりです.
CIVICって, 何となくCOVID-19に綴りが似ていますね…コロナビールのように風評被害を受けないと良いですが…


 さあ徐々に2の本題に入る前に, 一旦緊急事態宣言について簡単に触れます.
先日出された安倍総理の緊急事態宣言, およびその会見内容を聴いていましたが, 現行法の範囲でよくやったなと, そして珍しくあまり原稿を読まずに堂々と話されていたなと感じています. 後に貼るシンガポールの首相のように, 私は以前から国のトップが直接語りかけてくれ!と言っていましたが, 多分今回初めて安倍総理自らそれをやってくれたのかなと思っています. もちろんアンチ安倍の方々はstillめっちゃ叩いていますが…

見逃した方は是非一度見てください.
簡単に自分が何をすれば良いか分かります.
こちらは後で詳しく語ります.

 さて, 今回は緊急事態宣言を出したこともあり, あくまでも恐怖感そのものを和らげることが目的だったかと思います.
しかし今後は, ピークアウトを過ぎた際には, 如何にして元通りの生活に戻るのかということも大事になっていきます.
99%以上の日本人は感染していないという事実をポジティブに捉え, 病気で死ぬ人がいるのと同じように, 経済が壊れても人が死ぬんだという問題にも真っ正面から向き合わないといけません.
(一例ですが, 経済と自殺率には相関性があるというのは, 1929年の世界恐慌の時代からの世界の常識になっています.
https://news.yahoo.co.jp/byline/nishidamasaki/20200405-00171481/
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/jisatsu/16/index.html)
冒頭でも書いた通り, 私は今回緊急事態宣言が発せられた地域に住んではいますが, あまり過度に自粛をする必要はないと考えています.
ウイルスに罹らない努力はしていますが, それこそ感染リスクに晒されていないのであれば, 普段通り生活し, 普段通り消費活動等もしていこうと思っています.
ということで, 結構運動しているので, アクエリアスのコカ・コーラ社やプロテインのFIXIT Directという会社, スポーツウェアのナイキ等の商品を普段通り買っています(通販ですが).


本題に入る前に, またまたシンガポール首相の素晴らしいスピーチを紹介します.
もちろん日常で話されている言語は圧倒的に英語なので, 英語で語りかけるのは分かります.
また国民の3/4が華人であり, 本人も華人なのでマンダリンで話しかけるのも分かります.
ですが, まさかマレー語でも話しかけるとは!というかマレー語話せるんですか…
シンガポールの国語がマレー語であることをすっかり忘れかけておりました.
私はマレー語が分かるので聴いていましたが, 普通に完璧じゃん…驚きです.

 さあ, ずれている様で徐々に本題に入っていきます.
やはり, 皆が気になっていたであろう, マスク2枚給付事件には触れない訳にはいきません.
前回ポストでも軽く触れたのですが, Twitterで散々バカにされたこのマスク騒動にも, 一応政策的な帰結があります.
https://sh1nk1ba.com/2020/04/07/%e3%83%97%e3%83%ad%e3%83%91%e3%82%ac%e3%83%b3%e3%83%80%e3%81%ae%e4%b8%ad%e5%9b%bd/
まず考えて欲しいのは, おそらく99%の日本人よりも頭が良い官僚たちが思いつきではなく, よく考えた方策なので, 一瞬見て謎だと思ったら, まずは自分の考えが足りないと思った方が良いですよね笑
いくつもの承認ルートを通っていて, 政府が何をやっても批判する輩がいる中で, それでも政策決定しているのだから, それなりに背景があるのだろうと.
凄い考えて, それでもやっぱり意味がない, ダメな政策だと思ったら批判にも少しは重みが出るというものです.
現状のネチズンの批判を見ていると, 架空のイタリア政府の支援策と比べて批判したり, 他国は○万円出してくれているのに, 日本はマスク2枚だけだ…と嘆いていたり…日本人のボリュームゾーンってこんなに頭弱いんですか…
(ただし, おかしいくらいネタにして楽しんでいる人たちは個人的には嫌いではありません)
さて, ここで一つの記事を紹介します.
https://news.livedoor.com/article/detail/18081812/?__from=ln_am
井戸まさえ(以下, I氏)さんというライターさんが, この政策を痛烈に批判している記事です.
正確に言うと, この政策を役人側の旗振り役として主導した官僚(以下, A氏)のFacebook投稿(これは結構拡散されたので見た方も多かったかと思います)に対する批判です.
順を追って私の考えも交えて書きます.

このマスク配布は政府による経済対策とは別物.
経済対策は減税案もなく, 対象も限定的なのでやはり効果が薄い.

A氏
飛沫感染を防ぐために一般人にもマスクはして欲しい.
増産しているとはいえ, 使い捨てマスクはできるだけ医療関係者に優先的につけて欲しい.
布マスクは今どき作っておらず, 売れないから, 今回だけは政府が買い取る必要がある.
マスクをもらう際に列を作らないよう, 郵送にする.
平均世帯人数が2人で, 個別の事情に合わせて送る時間はないから, とりあえず一戸2枚ずつでとりあえず勘弁してくれ.
要らない人はご近所で融通し合ってくれ.

I氏
官僚の上から目線の姿勢が気に食わない.
安倍政権下の官僚は政府の意向に忖度することが出世への道だな!
国民が自作マスクを作れる体制を整えろ!
空き家や多世帯住宅には対応できないだろ!戸籍とかマイナンバーとか機能しねえのかよ
そもそも平均世帯人数は2人と言うか2.4人だから2枚じゃ足りなくね?
近所で融通するって, それこそ濃厚接触になり得るやん.

という様な感じです.
I氏, A氏に個人的に恨みでもあるのかな…。
ちなみに自分はA氏もI氏も知った人なので, 批評するのは若干気が引けます.
I氏に依って話すと, 基本的に前半は個人的な怨念がこもり過ぎて何が言いたいか良く分かりませんが, 後半はその通りかと思います.
まず「自作マスクを作れる体制」ってなんぞ??笑
実際自作マスクをつけている人, 街中でも1%くらいしか見ませんが, 単純に面倒臭くて, 作り方が分からなくて, センスがなくて皆作る気ないんじゃないですか?そんなマメな性格の人が多かったら, もっと情報とかも丁寧に取る気がします.
戸籍とかマイナンバーとか機能しないのかよという指摘に対しては, 半分同意で半分反対です.
恐らく今週から徐々に配達されてきているかと思いますが, 個々の事情を鑑みている時間はないからとりあえず一律にしたということだと思うのですね.
そしてそのスピード勝負にあたっては, 実際に戸籍やマイナンバーを活用できる状況ではなかった. この政策云々ではなく, 手っ取り早く市民のリアルな情報を取れる状態ではなかった, システムではないんだなと分かりましたね. これまでの役人なにやっていたんだ…
そして2.4人が平均だろ…という問題. 恐らく2枚ずつしか本当に枚数が用意できなかったんだと思いますが, これにはちょっとしたカラクリもあるんだろうと窺えます.
I氏も指摘する様に, 東京や東京近郊は地方に比べて一人世帯が多いです.
そしてその地域はざっくり言うと今回緊急事態宣言が出た地域と被っています. つまり感染率の高い地域ほど, マスク2枚でどうにかなる世帯が多いということ.
結果論かも知れませんが, とりあえず緊急度の高いところに最初は注力できていることになります.
近所で融通する時に濃厚接触になるだろというのはその通りで, ここが若干A氏の中でも唯一論理破綻っぽくなっており, 個人的にはこれが気に食わなくて投稿削除したのかなと思っています.
ちなみに近所で融通するの, 濃厚接触しないでできますけどね.
手紙添えてポスト入れておけば良いじゃないですか笑
実際に既にそのマスクを手に入れた方に見せてもらったのですが, 案外見た目も普通でしたよ.
安倍総理が着けているようなダサいやつじゃなくて良かった…

 さあ最後に3つ目の「実際マスクって着けた方が良いの??」問題について語ります.
これは2つ目の問題とも大いに関わってくるんですね.
まず人に移さないという観点からは, マスクは着けた方が良い.
でも実際, 自分がコロナの症状出ていない場合はどうなんだ?と皆さん思うはずです.
これに対する答えは, 簡潔に言ってしまえば, 何か布製の物で口と鼻をカバーしてください!です.
症状が出ていなくても, 実際には感染している可能性があり(その確率は場所やデータによって異なりますが, 25%くらいの人は無症状で既にいるだろうと言われています), 無症状の人でも人に移してしまう可能性があるため, とりあえず何か覆ってくれと.
そして, 上でも言った通り, 出来るだけ医療従事者に優先的にあの高機能のサージカルマスクはして欲しいから, とりあえず布の何かを着けてくれ!とのことです.
実際に自分の体を感染から守る為に有用なのかは, まだ科学者の間でも意見が割れているみたいです(というか, マスクをしていようがしていまいが, 罹るときは罹る).
という訳で, 在庫で既に持っている物は使うか, もしくは必要な人に分け与えて, 自分は布を身に着ける!というのが良い人達が取るべき行動見たいです!
ちなみにトランプ大統領は着けないやろなあ…と公言しています笑
そしてとにかく約2m離れる!
https://time.com/5815251/should-you-wear-a-mask-coronavirus/?playlistVideoId=6146979886001
とりあえず自分たちが取るべき行動が何となく理解できるようになるための, 一助になれば幸いです!
それでは今週も元気でやりましょう.

3月病ということにしておこう

3月病ということにしておこう

 こんばんは, シンです.
ちょっと前まではかなりやる気があったので, 本ブログの話題も常に探して構想を練ったりしておりました. そして新しいことにチャレンジしよう!ということで教材を揃えたり実際にアクションプランを決めたりしておりました.
ところがどっこい, 先々週くらいから突然全てのやる気がなくなってしまいました.
原因は分からないのですが, 仕事でもプライベートのどんなタイミングでも, 何もやる気がついてこない感じになってます.
コロナのせいで案件失注とかしているので, 今は踏ん張って色々精力的に動かなきゃいけないはずなんですが!!今このやる気はヤバいです… お陰でNetflixさんにめっちゃ貢献しちゃっています…

 ところで最近コロナウイルスの話題, 皆さん結構ちゃんと追えてますか? 私は全くです.
上述の通りやる気がないだけでなく, ちょっとキリが見えず,他の国がどういう対応をしているのかを大まかに見ている程度です. 
ところで最近思っているのが, テレワークとか時差出勤とかを, こういうご時世なので各社進めていますよね.
結局あれって社員のことを思っているわけではなくて, 単純に外向けにコロナ対策してますよ!というポージングをしているにすぎないと思うんですね.
もちろん社内で感染者が出てしまったら完全テレワークにするしかないと思いますが, 基本的には出勤しろ仕事しろ!という姿勢だと認識しています.

さてここで他国の中で特筆すべき対応についてご紹介します.
と, その前に日本経済新聞が非常に素晴らしいビジュアルデータを出してくれているので, 現時点での世界のコロナウイルスの感染具合を大まかに見ましょう.

もちろん中国はダントツですが, 台湾とシンガポールのパイが非常に小さいことに注目してください ちなみにこの図は, おそらく世界中あらゆるメディアの中でもトップレベルにまとまっていて見やすいですので, 是非皆さんも常にチェックしてみてください

さて今回紹介するのは台湾,シンガポールです.

①まずは台湾について これは日本のオールドメディアでも大々的に紹介されていたと思うのですが, デジタル担当政務委員(大臣)の唐鳳(オードリー・タン)氏についてです.
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00837/
特にTwitter上で非常に話題になっていましたが, この方は台湾国内全土でマスクの在庫が一目でわかるアプリを開発しました.
中国語が分からないので少し見ただけですが, 機能設計が本当に良くできているアプリだと感じています.
なんでも元々天才プログラマーと呼ばれる様な方だったらしく, 大臣になる前はAppleのデジタル顧問をやっていた方なんだとか.
上のリンクでは, このオードリー氏の人生を簡単に紹介しています.
天才すぎて中学を中退, トランスジェンダー, 史上最年少大臣, と最強な肩書きを持つ方で, 生き方もロックで素敵な方です.
この大臣の活躍もあり, 台湾は地理的に中国に近く, 政治的には中国にずっと苦しめられてきていたにも関わらず, また経済的な依存度が非常に高いにも関わらず, コロナウイルスの感染者はわずか169人(本日付), そして死者数は驚異の2名! 素晴らしいですね.
日本のIT担当大臣が官僚の作った資料をただ読むだけの(しかも全くITのことが分からないので, 読んでいるだけでもちぐはぐな答弁をしてしまう笑)竹本直一議員…というおじいちゃん. 羨ましい限りです…

ただここで朗報です! https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2003/09/news084.html
なんとオードリー大臣, 東京都のコロナ対策専用サイトに間接的に参加してくれているのです!
このサイト自体も, 自治体のサイトとしては珍しく, GitHub上にソースコードを公開しているのである意味トガった試みなのですが, そこにGitHub上でプルリクエストを出してくれているのです!
ちなみにプルリクエストとは, 改善点が見つかった時の編集リクエストの様なものです.
内容は大したことはないのですが, この人が参加してくれているという心強さ, そして誰でも貢献できることを見せてくれており, 実際にやっているよりも数倍もアイコン的に貢献してくれています.

②次にシンガポールについて. まずは語るより見た方が早し!

こちらが2月に発表されたシンガポール人に対しての動画

リーシェンロン首相自ら, シンガポール人に対して訴えかけております.
先月2月はまだ世界的にこんなに蔓延していなかったこともあり, 基本的に「皆落ち着け!大したことないから!」ということを訴えております.
数年前のSARSの大蔓延の時に比べて私たちはちゃんと準備できているぞ, SARSよりも危険な病気じゃないぞ, ということを主張しております.
残念ながら世界的には, リー首相の予想に反してパンデミックとなってしまいました.
シンガポールは全然大した感染数ではないのですが, 国民感情として非常に不安になっているだろうと判断し, 先週新たにもう一度首相自ら国民に語りかけます. それが下の動画です.

前回とは違いメガネをかけた首相

この演説の優れている点は, まず問題を「医療」「経済」「心理的問題」に分けたことです.
現状で医療的には問題ありません!ということを強調しつつも, 前回とは状況が違い, 何人かはかかってしまったよ,,, と素直にregretを伝えています.
そしていずれある施設のベッドは全て解放するつもりだよ!とは言いつつも, 最終的に優先するのはあくまで重症者(コロナ感染者もコロナ以外の重篤者も)だからな!と釘を刺し, 家で隔離しといてくれ頼む!と言っております.
先月の時点で40億ドルの緊急支出をしているのも, さすが早いなと思います.
世界的な賞賛を浴びていることを紹介しつつ, また中国やイタリア, 韓国が行ったように都市を封鎖する(なぜか日本のメディアが謎にロックダウンというカタカナを頻発しているのが非常に気に食わない)ことはしません!とも言っています.
一言でこのシンガポールの状況を評価するのであれば, 首相が自ら国民に大々的に語りかけているのが素晴らしいと思っております.
もちろん上の動画はYoutubeから引っ張ってきておりますが, シンガポール人の友人に聞いたところ, テレビや街中でも生放送され, また今でもSNS等で頻繁に流れているみたいです.
このように, 国のトップが直接国民に語りかける, 色々情報を与えてあげることで, 正しくコロナウイルスについて恐れることができると思うんですね.
今回安倍総理は全然この問題に関して全面に出てきて対処していない状況に, 正直結構腹が立っています.
守りに入ってんじゃないの…
動画には関係ないですが, シンガポールの大臣達は1ヶ月分の自分達の給与を返上しています.
今は民間が経済的に非常に厳しい状況にいるわけですが, このように官が身を切る改革をしてくれるというのは, 国民感情としても非常にプラスに働くと思います.
我々の売り上げは下がるのに, ビジネスに関係ないお偉いさんたちは何千万も黙ってりゃもらえるのか…と思っちゃいますもんね. https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-02-28/singapore-ministers-to-take-1-month-pay-cut-on-coronavirus-cna
日本の政治家達もこういうことしてくれないかな. いや絶対しないな…橋下徹さんくらいですよねこういうのしそうなのは.

 ちなみに上記で紹介している以外にも, 色々な国々で特筆すべき取り組みがされています.
つい先ほどイギリスのボリスジョンソン首相も, シンガポールのように自ら国民に語りかけました.

ボリスジョンソン首相からの国民(というか英国に住んでいる人)へのメッセージです.
リーシェンロン首相の呼びかけと比べて状況説明と警告という側面が強いです.
秀逸なのが, 非常に簡単な単語のみを使用しているため, 子供にも簡単に理解できる内容になっているところですね.
普段の英国のメディアの使うカタくて回りくどい言い回しは一切ありません!

 感染者数が驚くほどのスピードで増大していくイタリアも, クルーズ船への対応は日本よりも明らかに良かったでしょう.
こちらがびっくりしてしまうくらい, すぐに船を追いやりましたよね笑
トランプ大統領就任以降ゲインしたダウの貯金がついにゼロになってしまったアメリカも, すぐに国家緊急事態宣言を出しました. 残念ながらインフルエンザとコロナウイルスのダブルパンチで, あたふたしてしまっておりますが…
オーストラリア政府は全員に日本円で約7万円を給付, 香港は14万円を給付と決定しています.
日本は5万円給付を検討しているっていうのに…
一時は感染者数が世界第二位だった韓国も無事にピークアウトを過ぎたようで, 徐々に収束に向かっていくでしょう(中国が収束に向かっているという情報というかプロパガンダは信じませんが).
そしてその他私も追えていないところで様々な取り組みがあることでしょう.
大切なのは, この経験から教訓を得ることです!
資料を残し, これに如何に対応したかを後世に伝え, 以後似たような事例が起きた際により良いカウンターメジャーが打てるようにすること, これが大事です.
日本の官僚組織はデータの時代を迎えている世界的な潮流に逆行して文書をどんどん捨てる傾向にあるようなので, 非常に不安です…

 最後に一言, このコロナウイルスを舐めてはいけません!
これは有事だということを肝に命じて対応して欲しいです. 戦争などと変わりません.
詳しくは後のポストで述べたいと思いますが, とにかく本当に世界大戦のような様相を帯びてきている本件, 皆で本気で立ち向かいましょう.

中国に取り込まれるミャンマー, コロナ続報

中国に取り込まれるミャンマー, コロナ続報

 こんにちは, シンです.
日中に本ブログを書いているのは非常に珍しいなとふと思いました.
普段酔っ払った勢いとかで書いていることが非常に多いので笑

 さてミャンマー出張から帰国しました!
帰国した直後に寝ないで愛知の刈谷に出張予定だったのですが, コロナの影響でなくなってしまいました. まあそれも良いか…
さて今回ミャンマーでは一緒に仕事をしてくれるエンジニアの選定をしに行ったわけですが, それと同時に昨年からやっていた現地での教育体制も完全に作り終えることができました. なので日本側とミャンマー側で健全なエコシステムができたなあと充実した気持ちを抱いております.
元々私が日本に連れてきたミャンマー人の人たちとはこまめにコミュニケーションを取っているので結構信頼されている自負がありますが, それに加えて現地にいるミャンマー人達の信頼も勝ち取れたのではないかなと思っています. 現地にいる日本人の取引先も含めて.
本業と共に現地でのコミニティ作り, オフショア開発も進めて行きたいなーと非常にBe Ambitiousになっております!オフショア開発に関しては, 本当に彼らの為になるのかがまだ疑問なので慎重にならないといけませんが…
とにかく私はミャンマーの王になることに決めました笑
毎回マレーシアだー, カリフォルニアだー, ベトナムだー, ミャンマーだーと忙しいな笑 というよりミーハーなんですかね…

Bagoという町にあるパゴダ.
ミャンマー人のポジティブさが分かる様なエピソードが詰まっている素敵な場所です.
曰く, 100年前の震災時に上の仏塔が落ちてしまったんですが, それで再建するのではなく, 拝む場所近くなったやん!このまま固めてここで拝もうぜ, ラッキー!ってなったみたいです笑 そういうメンタリティ, 日本人も見習ったらもう少し楽に生きられるだろうなと思いました.

 ミャンマーといえば今回, やはり中国人を向こうでほとんど見かけなかったな…普段は植民地かと思うくらい中国の大きな影響を感じるのですが…
今回はヤンゴン周辺しか行かなかったのですが, 第二の都市マンダレー以北に行くと本当に中国の影響しか感じませんよ…
まあ別に私の印象ではなく実際にそうなんですけど.
https://thediplomat.com/2020/01/has-the-us-lost-myanmar-to-china/

 中国としてはミャンマーを取ればインド洋に出られてインドの首根っこを抑えられる為, 地政学的に非常に重要な場所なんですが, まさに1月に習近平氏がミャンマーを訪問した際には, 見事狡猾なまでにミャンマーのあらゆるインフラを根こそぎ整備する(という名の実質植民地化政策と言っても過言ではない)ディールを取り付けました.
以前のポストでも簡単に触れましたが, 現在ロヒンギャ問題でミャンマーは再び国際社会から孤立しており(主に西側諸国から叩かれているだけなんですけど), そこに上手いタイミングで中国が付け込んできたという具合です.
はっきり言って人権でごちゃごちゃやってて全く投資出来なかったバカタレな西洋と, 人権度外視でしっかりと戦略を実現する中国という明暗分かれるシアターとなったのがミャンマーです.
スーチーさんもサインするなよ…と思いつつも, まあこれが現実ですね. 中国がヤバいのなんて百も承知で, それでも投資してくれない西洋(日本含む)よりは中国と手を組んだ方が得策だと思ってしまいますよね…
人権を度外視しろと言うつもりはありませんが(というか全く当事者意識を持たないポリコレ集団に外野から騒がれるのが嫌なので言わない), 実際戦略学的, 地政学的には中国の圧勝です…残念ながら.
地政学の研究をしている私としてはこの状況に極めて高い危機感を感じぜざるを得ないわけですが, この状況をいかに打破できるか, 私個人として何ができるのか,,, まだまだ課題は山積ですね.

 戦略学, 地政学と言えば, 世界三大戦略学者の一人, コリン・グレイ(Colin S. Gray)先生が2020/02/27に亡くなられました.
https://celebritiesdeaths.com/professor-colin-s-gray-death-colin-gray-obituary/
先生のModern Strategyは本当に何度も読みましたし, 戦略の上位階層でどんどん破れていく日本を含む西側世界の現状を目の当たりにして本当に悲しい限りです. この世界はコリングレイの頭脳という, 本当に大きな財産を失いました…
ただ先生の考えた戦略を学び, 実現していくことは我々にもまだまだできることがあると思います.
https://www.amazon.co.jp/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%88%A6%E7%95%A5-%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%A4/dp/4120048071
一人でも多くの方がこの本から戦略を学ばれることを心より願います.

 今回のミャンマー, 中国の話と無理やり繋げて, コロナウイルスの話題に移りたいと思います.
まず, ほとんどの東南アジア諸国でコロナウイルスの感染者が確認されていないという事実, ご存知でしたか?
それこそミャンマーなんて中国と国境を接していて, 年間200万人しか来ない外国人観光客のうち1/3は中国人なのにいない訳ないですよね笑
インドネシアも世界第4位の人口を誇っていて感染者いないわけないでしょう.
これらは一義的にはコロナウイルスを検査する検査機関がないことが挙げられますが, それよりも中国への忖度が非常に大きいと言われています.
それこそ地政学界隈だと中国としっかりと対峙出来ているのはシンガポールとベトナムだけだという認識をされており(政権交代後のマレーシアも頑張っています), 他の国々は経済的に, そして一部軍事的にもう中国の言いなり状態なので, 中国に都合の悪い結果が出せないのだとか….
https://time.com/5792180/southeast-asia-undetected-coronavirus/
そしてこれは余談ですが, ミャンマー人で感染者が確認されていないのは, 普段様々な汚いものに触れたり口にしたりしていて, 免疫力がめっちゃ高いからなんやで!と本気なのか面白おかしく言おうとしてなのか分からないですが, 独自の論を展開する人もいました…笑
ちなみにASEAN諸国のコロナ関係のアップデートが大まかに知りたい場合は以下のリンクをご参照ください.
各国の状況を一覧で, そしてリアルタイムで見ることが出来ます.
https://www.aseanbriefing.com/news/coronavirus-asia-asean-live-updates-by-country/

 さあ次に日本について.
まずは外務省のHPより, 今回の政府の後手後手の政策により日本人の入国が制限, もしくは入国後の行動が制限されている国・地域をシェアします.
先日ニュースでイスラエルが入国制限したことは大々的に報じられましたが, 中央アジア諸国をはじめ, 結構な国・地域が日本人に対して制限をかけております.
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
まさにミャンマーにいた際に, ミャンマーからベトナムに渡ろうとしている日本人のビジネスマンに出会いましたが, その日からベトナムでも日本人の渡航が厳しくなるということを嗅ぎつけ, 政治力を使って無理くり入国しようとしていました笑

 そしてやはり今一番の話題の公立校全てに休校要請が出されたことについて触れないわけにはいかないでしょう.
まず「要請」という言葉についてですが, なぜ安倍総理は「命令」等のもっと強制力の強そうな言葉を使わなかったのか…
無責任だ!とか喚いているアホな人がいますが, それは単純, 内閣総理大臣には実際に強制力がないからです.
——————以下, 引用です——————-
臨時休校について定めた学校保健安全法第20条は, 「学校の設置者は、感染症の予防上必要があるときは, 臨時に, 学校の全部または一部の休業を行うことができる」としている.
学校の設置者とは実質的には, 公立の小中学校であれば市町村の教育委員会, 高校や特別支援学校であれば都道府県の教育委員会だ. つまり, 休校の判断をするのは, 都道府県ないし市町村の教育委員会となる.
https://news.nicovideo.jp/watch/nw6709538
ということで各教育委員会がどのような判断を下すのかが実物ですね.
はい, そしてこの判断について, 安倍総理の決断はどうだったのか.
私は好意的に受け止めています.
一部, 科学的な根拠を示していないとかギャーギャー言っていますが, いや貴方達科学的根拠示されても完全文系人間だし分からないでしょ笑 と笑いながら見ています. まあ安倍総理を叩きたいだけかな.
イタリアなどの感染具合が日本よりも低いところですら全校休校になっている中, そして社会的必要性に駆られている中, 最後に決定を下すのはリーダーの役割だと思いますよ.
まあ良く決断したと一義的には褒めたいと思います.
その後の保障の話をしていれば満点だったのではないでしょうか.
そして総理の発言に対して玉木議員がまたしてもキレキレの発言をTwitterでしていたのでご紹介します.

 いや, マジで玉木さん最近どうしたん?笑
めっちゃ良いじゃん!まさにそうですよ. 経済観も非常にまとも.
ただでさえ消費増税でマクロ経済が減退している中, 追加の補正予算(特に被害を直接的に被る業種に対する保障など)編成と消費減税は急務と思います.
仕事をしていても景気の悪さと今後の見通しの悪さをマジで感じています.
また先ほど給食業者の人と意見交換していたのですが, もともと儲からない学校給食でギリギリでやっていた彼らとしては, もう本当にヒイヒイ言ってますわ…
食品業界の疲弊の仕方半端じゃないですね, ここ最近…
とにかく, 今後の政府の対応, マジで大事です.
借金ガーとか言っている場合ではなく, ここで拡大施策を打ち出さなければ終了します, 日本経済, マジで.

ミャンマー人の親和性とAppleの新製品について

ミャンマー人の親和性とAppleの新製品について

 こんばんは, シンです!
最近の営業活動が本当に人生の為になるなあとしみじみしております.
すぐ売り上げが立つor売り上げが立ちそうなお客さんが居る一方で, 大事なお客さん, 長く付き合っていきたいお客さんって, 口説くまで時間かかるんだよなあと痛感しているんですね. そしていざ攻める時にはガッと攻めまくる!みたいな.
営業って売り込む仕事だと思っていたんですが, 案外聞く仕事なのかなと.
相手の悩みとかを聞いて, もちろん完全に希望通りにさせられるかは分からないですが(というか絶対に引けないラインもありますし), できるだけその人が望む形で提案する. そして一緒に頑張る. . 
それと同時に, 意外と最大の敵は社内に居るんやなあとか感じています笑
相手の社内の敵を倒すために手伝ってあげるみたいなことも結構大事な気がしています.
なんかめっちゃ恋愛みたいやなと思ってきました笑
また以前のポストで外交論からなぜリーダーはウソをつくのかということについて語りましたが, まさにこんな感じだなと思いました.
https://sh1nk1ba.com/2019/11/27/%e3%81%aa%e3%81%9c%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%80%e3%83%bc%e3%81%af%e3%82%a6%e3%82%bd%e3%82%92%e3%81%a4%e3%81%8f%e3%81%ae%e3%81%8b/
本ブログでも何度もワークライフバランスはクソだ, ワークアズライフだ!とは言ってきたと思うのですが, 完全に仕事とプライベート(というか恋愛)のシナジー効果を見つけました. 
私が立派な営業マンになったとき, 間違いなく良い漢をやってるんだろうなあと.
というか逆に, 仕事もロクにできない(orやらない)人でめっちゃ彼氏とは上手くいってます!みたいな人を見たことがないのですが, そんな人居るんですかね…

 さて話は変わりますが, 明日からミャンマー出張に行ってきます🇲🇲
なんと三連休を二日潰しての出張で, 数日後の早朝に帰国して, その後寝ないで直接愛知に向かいます.
流石に体力的にハードな一週間になる気がしています.
まあミャンマーも愛知も良く行く&良く知った間柄の人に基本的に会うので, 精神的なストレスはないのが唯一の救いです.

 私は個人的にもミャンマーが非常に好きで, また仕事としてもミャンマーを非常に重視しております.
というのも, 私の個人的な統計ですが, ミャンマー人は日本のワーキングカルチャーとの親和性が非常に高いと思うんですね.
もちろん目的にも依るので一概には言えず, カルロス・ゴーンみたいな強烈なリーダーが欲しい方にはむしろ全然オススメしないですが, チームメンバーの一人として外国人を考えている方には心からミャンマー人をおすすめします.
彼らの温和性や, 従順さ, 真面目さは日本の同僚や上司からも非常に可愛がられるだろうし, 彼らミャンマー人側もすんなり順応できてお互いストレスフリーに働けるのではないかなあと思っています.
欧米人は多少文脈が違いますが, これまで一緒に働いてきた色々な国籍の人と仕事をしてきましたが, インド・中国・ベトナム・スリランカ・韓国・イスラエル・アメリカ・ドイツ・フィリピン・マレーシア等の国の中でもダントツで良いです.
あーでも近々部下になりそうなアメリカ人は, なぜかここで言いたいミャンマー人的な性格で, 他のアメリカ人とかと違ってめちゃくちゃ働きやすそうなんだよなあ…

昨年行った時のヤンゴンのパゴダの写真です.
空が曇っていたのが少し残念.

 最後にAppleの新商品の情報について.
まずはApple Glassesについて.
https://www.macrumors.com/2019/10/09/kuo-apple-ar-headset-launch-q2-2020/
ちょっと古い記事ですが, ARの技術を用いたスマートグラスを今年の初頭にリリースするため, 昨年の終わり頃から既に生産に入っているとのことです!
見た感じ普通のメガネのように軽くて使い勝手の良い商品になる予定で, 世の中に溢れているVRのヘッドセットのようにはならないようですね.
というのも, 機能はまだまだほとんど分からないですが, あくまでiPhoneのアクセサリーとして使われることを想定しているからみたいですね.
これは発売したらすぐ買っちゃうだろうなあ, デザインにもよるけど.
さて次はiPhone関連.
https://japanese.engadget.com/jp-2020-02-09-iphone-se2-iphone-8.html?guccounter=1
https://www.macrumors.com/2020/02/17/kuo-iphone-se-2-launch-first-half-2020/
新しいiPhoneが3月ごろにローンチされる予定とのことで, それがなんとiPhone8をベースにしたすごく廉価な物らしいです!399ドルという安さは衝撃的ですよね!
このMinch-Chi Kuoというリポーターの話はかなりいつも信憑性が高いので, よく参考にしています. 一つ目の日本語の記事も結局Kuoの引用ですからね.
正直8以降のiPhoneはデカ過ぎたり三眼レンズがダサかったり(ハイスペックなのは理解していますが)と, 買い換える気にならなかったんですよね. ちょうどいい.
さあ元々ハイエンドで高いハードを発売することで有名なApple様ですが, あまり儲からなそうな安いiPhoneを売って何がしたいのでしょう?
答えは簡単, Appleのグローバル戦略の中で, ハードで稼ぐよりもApple MusicやApple TVなどのコンテンツで稼ぐ方が良いんじゃね?って気づいてしまったからなんですね. iClouldも多少文脈は異なりますが, 基本的には同じ様な稼ぎ頭です.
つまりそれらのサービスを利用するためのプラットフォームとしてのiPhoneは安くても良いか!ということです.
それよりも全世界もっと多くの人たちにiPhoneを使ってもらって後々ソフトに登録して貰えば良いかと思っていることは間違いないでしょう.
海外だと圧倒的にSamsungやNOKIAなどのAndroidスマホの方が多いですし, 最近だとHuaweiやOppoなど中国のめっちゃ安いスマホも流通しており, ハードウェアのマーケット戦争を取り返さないと!という危機感もあるでしょう.
Appleが他のFAANGの企業と違って素晴らしいのは多彩なハードがあることでしょう. その強みを活かした戦略, 妥当かつ天才的だと思います.

やるせなさとコロナウイルスについて

やるせなさとコロナウイルスについて

 お疲れ様です, シンです.
2月があり得ないくらい忙しく, しばらく更新できておりませんでした.
今月は4日ほど休日を仕事で潰すことになりそうです…
その傍らで先日とんでもないやるせなさを抱えることとなり, この感情をどこに向けたら良いのか分からない状況になっています. あまり活き活きとしていないけど, めっちゃ働いているダサいサラリーマンみたいな1ヶ月を過ごしそうです…

 さて, ここんところずっと騒がれているコロナウイルスについて語ります.
基本姿勢として, 新型の肺炎なのかも知れないですが, インフルエンザと一緒で自分の免疫力を高め, 普通に風邪を引かないように手洗い消毒マスクなどの対策を取っていれば, そんなに問題なく, 過剰反応すべきものではないと思っております.
インフルエンザといえば, 現在北米を中心にめっちゃヤバいインフルエンザが大流行しております. それもコロナウイルスの何百倍もの勢いです.
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO55312830W0A200C2000000
日本の低レベルのメディアが全く報じないのは若干分かりますが, ヨーロッパ
メディアも全然報じていないのがなんとも気にかかります.
もちろんCNNなどのアメリカのメディアは報じていますが, もっと報じた方が良いんじゃねと思ってしまいます. それだけの規模なので.
こういう状況なのに, ヨーロッパを中心に東洋人がめちゃくちゃ差別されている現状に苛立っています.
お前らの方がよっぽど怖く見えるわ笑
中国人と勘違いされて迫害されまくっている日本人を救う方法はないのか…
もちろん一般の中国人が悪いわけでもないので中国人を差別するのも本当にダメなんですけどね.
先日中国人の友人と飲んでコロナウイルスの話をしたところ, 何故か本件についてずっと謝っていて, なんだか悲しくなりました. こいつは何も悪くないのになあ…

 さあ話を少し変えて, ある記事について.
https://www.nature.com/news/inside-the-chinese-lab-poised-to-study-world-s-most-dangerous-pathogens-1.21487
2017年にイギリスの科学誌Natureに投稿された記事です.
なんと中国の武漢に, 世界最先端の病原体について研究するラボがあるという記事です!
何か匂ってきませんか?
もしかしてこの研究所から人為的に取り出されたウイルスがコロナなのでは…と勘ぐってしまいました.
私と同じことを考えた人が何人かいるようで, この記事の筆者は今月初頭にわざわざ, そんな証拠はない!動物からの感染ルートが一番あり得そうな原因だと書いています.
わざわざ書くのも逆にわざとらしいけどな.
https://www.nature.com/articles/d41586-020-00364-2
ちなみに同じ著者が2月に続報を書いています. コウモリとかセンザンコウとかが原因でしょーと言っています. どうだか…まあだとしても人為性は排除できないですが…

 とにかく, 私は一連の日本政府の今回の対応に非常に不満なんですが, 事態が一刻も早く収束することを願います.
花粉とインフルとコロナが蔓延する春は過ごしたくないですよね.
最近暖かくなってきたので, 花粉の季節…もとい, 春の訪れを感じております!

そんな春にぴったりの名曲「桜色舞うころ」
元々は中島美嘉さんが原曲ですが, この清木場ver. も最高です.
ロケ地が船橋のビビットスクエアというのも良いですね.