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通常国会・女性活躍・そしてコービーブライアントの死…

通常国会・女性活躍・そしてコービーブライアントの死…

 こんばんは, シンです.
やっと国会が本格的に始まったので, 今回は国会について.
https://www.asahi.com/sp/articles/ASN1Q32C2N1PUTFK012.html?iref=sp_rellink_03
普段あまり野党議員のことを褒められることがないので, 何もメンションしないようにしているのですが, 今回は玉木議員が非常にキレの良い質問をされているので紹介します.
特に習近平国家主席の国賓待遇と女性の活躍について.
習近平云々に関しては, まさに私の危惧しているのも玉木議員とほぼ同じです.
既存の国際法への挑戦とウイグル等で起こっている人権侵害について, 世界市民として, そして隣国に住む人間として本当に恐れているし、憤りを禁じ得ません.
世界中で中国のアグレッシブな姿勢に疑問符がつき始めている現状で, 日本が”敢えて”国賓待遇をすることでいわゆる西側諸国に, 望まないメッセージを送ってしまう可能性は十分にあるでしょう.
勘違いを防ぐために言っておくと, 私は長期的には中国と仲良くするのは賛成派なのですが, 今は絶対違う.
米国への従属状態を解消するため(既に無理ゲーな気しかしないですが), 米中露欧というか米中の間でバランシングしようという大戦略を掲げているならまだ分からなくもないですが, それにしても今はタイミングが違う.
今の外務省にそんな大局観があるとも思えず, また何の情報も持っていない外務省に細かな政局勘があるとも思えず.
例えば欧米から今ロヒンギャ関係で袋叩きにされているミャンマーの国家元首Win Myint(ウィンミン)大統領を国賓にするのも違う. ミャンマーへの投資を増やすことに利益があるのが分かっていても今は抑えるべきでしょう.
何と言っても, 国賓って天皇陛下に謁見するんですからね. 人権侵害行為をしまくっている人間を会わせて良いもんか. 良く考えないとダメですよ.

 次に女性活躍について.
全体的にポストが長くなりすぎてしまいそうなので簡潔に.
女性の活躍が進んでいないのは記事を読んでいただければすぐ分かる通りです.
ところで先日世界的大手投資銀行のGoldman Sachsが, 女性が役員にいない会社に対してはIPOをしないと発表しました.
https://nypost.com/2020/01/23/goldman-sachs-will-no-longer-do-ipos-for-companies-with-all-male-boards/amp/
これは3年前に話題になったState Streetの”Fearless Girlキャンペーン”に続いて大胆な女性活躍推進施作だと捉えることができます.
基本的にこの手の女性活躍応援!みたいなポージングみたいなのは, グリーンボンドに関する投資と論調が似ていて, ポリコレになりがちであり, そんなに心から信じる必要はないと思っている反面, あまりにも経済的に大きい組織が動いたこと, そしてかねてより何度も言っている通り, イノベーションの源泉は多様性でしかないということを踏まえて, 結構重く捉えております.
実際この記事内にもある通り, GSがここ数年投資した企業の中で, 女性が役会にいる企業の方が業績が良くなったんだとか.
だからと言って女性がいる=企業が伸びる!と早合点するのは典型的な非科学的思考ですが, 少なくとも社会の常識がそのように思い始め, 動き始めているということは言えるでしょう.
そして事実かどうかは置いておいても, 皆がそう思えばマーケットは動きますから.
グリーンボンドに関しても, 色々意見があるとは思いますが, 巨大なマーケットが動いていることに特に注目するのが肝です.

 さて, 私は主に経済学的に見て多様性がいかに重要かを説いて来ました.
しかしながら多様性にはあらゆる危険性が宿っています.
社会としての一体感の欠如, そして多様性ゆえの分断です.
https://news.yahoo.co.jp/byline/yuasamakoto/20200102-00157342/
上記リンクに, 「配慮ある多様性」という素晴らしいエッセイが載っているので, 是非読んでみてください.
女性や障害者, 外国人など分かりやすい多様性も含め, ちょっと言動が変わった人, 恋人との意見対立など, 日常的に接する多様性にも皆が寛容になれる社会が出来上がっていけばすごく良いと思います.

 P.S 本当はP.S.ではなく一ポストは最低でも割きたいのですが, なるべくここではバスケの話はしないことにしているので, 敢えてP.S.として.
https://www.espn.com/nba/story/_/id/28569415/the-nba-world-mourns-death-kobe-bryant
私のバスケ人生最大のヒーローである, Kobe Bryantがヘリコプター事故により亡くなりました. 齢41歳.
数年前にKobeを観るためだけにL.A.のStaples Centerまで行って最後のKobe×LeBronの試合を観たのが今だに昨日の様に思い出されます.
当時00年代や10年代はほぼ全てのバスケットマンが, Kobeを倒すためだけに練習しプレイしていると言っても過言ではないくらい, あまりに圧倒的かつNBAのアイコンとして君臨するKobeは私達の憧れかつ目標でした.
そして歴代最高選手になろうとして, Kobeの記録をずっと追いかけ, 追い越そうとしていたLeBron JamesがちょうどKobeの偉大なる記録を塗り替えた翌日にこの訃報.

https://www.slamonline.com/archives/paul-pierce-will-be-tough-for-kobe-bryant-to-accept-reduced-role/

 私がバスケに本気で打ち込むキッカケとなった2010年のFinalsでは, 敵のCelticsを応援していた私も, 彼の華麗なフットワーク, 美しすぎるシュートフォーム, ロックダウンディフェンス, 多彩なフィニッシュ, そして全ての強さの源泉であるMamba Mentalityに魅せられました. そして何度も真似しようと練習しましたが、出来ない.
Kobeが強すぎて, Celticsファンだった私はずっとコービーが嫌いだったはずなのに, いつの間にか一番応援していました. 60得点を記録したUtah Jazzとの引退試合も, 何度見返して, 何度涙したか分かりません.
彼の闘志は敵も味方も関係なく観るもの全員を感動させ, 勇気を与えていたんですね. 言葉では言い表せられないほど偉大すぎる人間でした.

 彼はバスケットマンとして偉大であっただけでなく, 引退した1年後にオスカーショーも受賞しています.
受賞した彼のバスケ人生を綴った短編ムービー”Dear Basketball”は, 彼のナレーションもあり本当に感動します.

また良い家族としても本当に有名で, 一緒に亡くなった13歳の娘さんも, アメリカでは既にバスケ選手として頭角を現していました. 愛する者を2人も亡くし, 妻のVanessaの心情を考えると, 本当に言葉も出ません.
私のバスケ人生の最大のヒーロー, 安らかに眠れ. 最愛の娘とともに.

R.I.P my hero Kobe Bryant.
My deepest condolences to you and your beloved daughter, Gig.
Thank you, Kobe.

最期の川

 こんにちは, シンです.
8月も終わりに差し掛かり, 夏の終わりのハーモニーを感じております.
去年, 一昨年は結構夏祭りやら花火やら行ったのに, 今年は一回も行けず仕舞いでした. 残念です. せめて調布くらい行きたいな, 昨年に続いて.

 一昨日非常に興味深い記事を見つけましたので, 以下に貼り付けます.
http://agora-web.jp/archives/2041220.html
なんでも, オーストリアの最大右翼勢力のMartin Sellner氏が, 三島由紀夫のファンだとのことです. この記事を読む限り, そしてちょこちょこ調べている限り, 三島由紀夫の文化的思想等は抜きに, 三島事件と安全保障観の一部にのみ共鳴して(というか著作読んだことなさそう笑)三島ファンだと公言しているみたいです.
自身の運営するPhalanx Europaというe-commerceサイトでは, いくつか三島グッズが売っているそうです.
https://phalanx-europa.com/en/poster/96-poster-mishima.html
phalanx(ファランクス)は古代ギリシャの重装歩兵軍団のことで, Europa(エウロパ)は言わずと知れたヨーロッパの名前の元になった, ギリシア神話に出てくる女神の名前. エウロパはそのラテン語読みです. まあ簡単に言うとヨーロッパで団結しようぜ!という団体であることが名前からも簡単に分かりますよね. まあイスラム教徒排斥運動等に大きく関わっているとされているalt-right系の団体です.
三島由紀夫の思想的バックボーンには明らかに古代ギリシア, 古代ローマの世界観の憧れがあるので, 確かに古代ギリシア語やラテン語から名前を取っているSellner氏とは少し似たようなところもあるかも知れないですね. ちなみに三島由紀夫のギリシア・ローマへの憧れは, 各作品やインタビュー等にちょこちょこ出てくるのですが, 一番はっきり出ているのは『アポロの杯』という紀行文かなと思います.
この旅を境に三島由紀夫の肉体と国家観には大きな変化が出てきます.
まだそんなに詳しく調べていないので何とも言えませんが, Sellner氏のように現在30歳という若さで, ティーネイジャーの時から活動家をやっている人って, 分析的思考とかできるんですか?なんか浅そう, って思ってしまうんですが, これ言ったらオーストリアのalt-rightから袋叩きになる?笑
Henry MillerやDamian Flanaganレベルに三島に対する洞察ができているとは思えません.
というか, ちょっと私とは音楽性が違い過ぎて想像がつきません笑

 さあ話変わりまして, タイトルの『最期の川』について, すっごく軽く触れます.
https://www.amazon.co.jp/象の背中-秋元-康/dp/4594050565
これはCHEMISTRYの名曲で映画『象の背中』のタイアップ曲となっております.
原作は秋元康氏の同名小説なのですが, 高校生の時に何気なく読んで多少感動しました. まあそれよりも主題歌の方に魅了されてしまいました笑 とにかく歌詞と作品の内容が本当にあっているんですよね. どちらも秋元さんが書いているので当然ですが.
余命宣告されたお父さんと残された家族が, 歩んできた軌跡を振り返り, そして死を受け入れて最期まで寄りそって生きる, 感動ストーリーです. 愛人と妻の対面のシーン, 長男の俊介と親父のやりとりはユニバーサルに良いと思います.

私も死ぬ時に大切な人に対して,

「しあわせだった?」なんて聞かないでくれ 愛しき人
腕に抱きしめて 僕が聞きたいよ 君がしあわせだったか?
姿かたち見えなくても きっと君は感じる
目を閉じれば 懐かしいぬくもり
そう 孤独を包む 僕は陽射しなる
なにも悔いはない 生まれてよかった
心から ありがとう

って言える男でありたいなあと思います.

 別に主人公モードに入っちゃったわけではなく, 本当は前回の「答えのない議題に集まる人々」の続きのブリッジにしようと思っていたんですが, またしても書くのが面倒臭くなってしまったので, 今回はここまで笑
まあ古代ギリシャ愛好家としては, どうやって死ぬかとかは常に考えている話題なんですよね. またちゃんと機会を見つけて書きます!